全てのスイングをフルショットするからスコアが崩れるのです。ハーフショットのススメ。
アイアンショットは「ハーフショットで打つ」のが普通だと認識してしまいましょう。
とは言っても、自分ではハーフショットのつもりでも、もう十分にクォーターショットや下手もするとフルショットくらいに振ってしまっているものです。
特に7番や6番くらいになってくると飛ばさなければという意識が芽生えて、より大きく振ってしまいがちです。
しかしゴルフはダーツなどと同じターゲットゲームです。
7番アイアンで180ヤード打てる!なって自慢は、ダーツで「俺は誰よりも奥まで深く突き刺せるぜ!」と自慢している様なものです。
本来の目的と違った使い方と言っても過言ではありません。
アイアンはハーフショットで軽く気持ちよく打てた時の飛距離をその番手の距離に設定します。
それ以上飛ばしたい場合は強く大きく振るのではなく、番手を上げれば良いだけなのです。
何番で何ヤードなんていう議論はそもそも間違いです。
同じ7番アイアンでもメーカーによってもヘッド形状によっても変わってきますので、当然飛距離も変わってきます。
そもそも、35度のマッスルバックアイアンや古めのクラシカルロフトのキャビティアイアンと、飛び系と呼ばれる27度のキャビティアイアンや中空アイアンが同じ飛距離な訳がありません。
振り幅を大きくしていく途中で「ダフリ」や「トップ」が出始めたら、その量の振り幅では大きいという事になります。
何事も無くクリーンに打てる振り幅でアイアンの距離を作っていくのが正解になります。
振り幅を抑えてもミート率が上がるのでそれほど飛距離に差はありません。
むしろ曲がり幅が激減するのでスコアに直結する事になります。
安定したスコアを作るにはアイアンショットの精度が重要になります。
ドライバーで絶対にOBを打たずに2打目がしっかりと場所に置ける安定感を身に付けたら、その後のスコアメイクを担うのはアイアンショットになります。
アイアンもドライバー同様に飛距離よりも先ずは安定感を重視し、他の人が言っている何番で何ヤードなどという事は一切無視して「しっかりと飛距離の差」が生まれる自分のセッティングを目指します。
そして最初はできるだけ簡単と言われるアイアンを使う事をお薦めします。
やはり散々打ち比べてみましたがポケットキャビティアイアン、もしくはキャビティアイアンはやっぱり安定感は一番あります。
例えば、9番アイアンで110ヤード、8番アイアンで120ヤード、7番アイアンで130ヤードと番手間の飛距離差を作っていき、その番手間の距離が崩れたところからのアイアンを外していきます。
仮に6番アイアンで140ヤード、5番アイアンで145ヤードなどになったら5番アイアンは外すという考え方です。
6番アイアンの140ヤードも打つ度に飛距離が不安定なのであればアイアンは7番までにして、あとはユーティリティなどに切り替えていきます。
飛距離で何番まで入れるのかを決める他にも、アドレスに入った時に
(ちゃんと当たるかな?)
と思うクラブを外すというのもありです。
不安を残したまま打つショットは成功率が50%くらいになってしまうからです。
キャディーバッグに入っているクラブはどれも自信を持って打てるものだけにしましょう。
その結果、合計本数が9本とか10本とかになっても良いのです。
まだ本数に余裕があるからと色々と持っていくと、つい魔が差して自信の無いクラブを使ってしまい致命的なミスになる事も多いですので。
ドライバー、7番アイアン~ピッチングウェッジ、サンドウェッジ、パター、これで7本です。
規定の半分の本数ですがこれでも十分に「スコア100切り」なら達成できます。
いや初心者のうちは逆に可能性が高まると思われます。
後は自信があるのであれば、広いロングホールの2打目用などとして、5番~6番あたりのユーティリティなどを入れると良いでしょう。

道具を選ぶ際には、シャフトも手強くない物でキャビティアイアンでできるだけ簡単と言われている物を選びます。
シャフトのフレックスは「R」もしくは「SR」あたりを基準として、後は体格に合わせてメーカー純正の物などであれば「S」などまで試してみても良いかもしれません。
最初からカスタムシャフトの「S」などはハード過ぎて逆に飛ばなくなり、飛ばそうとしてスイングを壊してしまう可能性もあるので、できる限り柔らかめの物から試すことをお薦めします。
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ドライバー、7番アイアン~ピッチングウェッジ、サンドウェッジ、パターでシミュレーション。
360ヤードミドルホールの場合。
①ドライバーショット 180ヤード
残り180ヤード
②7番アイアン 130ヤード
残り50ヤード
③ピッチングウェッジでのランニングアプローチ、またはサンドウェッジでのアプローチショット 50ヤード
グリーンオン
④パター 2回のパッティング
これでボギーが完成します。
もし1パットで決めたらパーです。
仮にどこかで1回ミスしてもダブルボギーです。
450ヤードのロングホールの場合。
①ドライバーショット 180ヤード
残り270ヤード
②7番アイアン 130ヤード
残り140ヤード
③ピッチングウェッジ 100ヤード。もしくは9番アイアン110ヤード。
残り40ヤードから50ヤード。
③ピッチングウェッジでのランニングアプローチ、またはサンドウェッジでのアプローチショット 40~50ヤード
グリーンオン
④パター 2回のパッティング
ボギーでホールアウト
3打目が7番アイアンで130ヤードでも良いのではないか?と思わる方もいると思いますが、この届くか届かないかの距離感では必ず体が力むのでミスが起こりやすく、仮にここでトップなどするものならガードバンカーに入ったり、グリーンの奥まで転がって行ったりとリカバリーに数打掛かる可能性のある状況になってしまいます。
それであれば、3打目はよりコントロールが可能なピッチングウェッジや9番アイアンを使って花道の前に落とし、しっかりとランニングアプローチでグリーンオンさせた方が確実にスコアを作れるマネジメントになります。
180ヤードショートホール(持っているアイアンで届かない距離のショートホール)
①7番アイアン 130ヤード
残り50ヤード
②ピッチングウェッジでのランニングアプローチ、またはサンドウェッジでのアプローチショット 50ヤード
グリーンオン
③パター 2回のパッティング
ボギーでホールアウト
もしも8番アイアンの方が圧倒的に精度が高いのであればティーショットは8番でも良いですし、場合によっては9番でも問題ありません。
後は自分でティーショットの精度と残ったアプローチの距離の精度を判断していきます。
ティーショットが谷越えなどであれば、確実に谷を越える番手でティーショットします。
※持っていく予定のクラブで谷越えが可能かどうかは事前にコースマップなどで確認して下さい。
これを一日中18ホール続ける事ができれば、スコア「100切り」どころか上手くいくと「スコア95」くらいで回れる可能性もあります。
そして、全部を通してショットの精度を上げる練習は必要ですが、一番練習しなければならないのが最後のまとめの部分
- 50ヤード前後をランニングアプローチ、またはアプローチショットでしっかりとグリーンオンできる事。
- 2パットでしっかりとカップインできるパッティング。
になります。
時々、いきなり
「ゴルフはアプローチショットとパッティングだよ!」
と言う人がいますが、まずしっかりとグリーン周りまで確実にボールを運べるショット力を身に付けてからの話しになります。
そしてグリーン周りからスコアをまとめる為に絶対に必要になる技術が、ここで初めてアプローチショットとパッティングという事になります。
逆説的にアプローチショットとパッティングが得意になってしまえば、あとは如何に安全にグリーン周りまで持って行くか?だけを考えれば良いという気持ちになりティーショットやセカンドショットが平常心で打てるようになります。
また安全に進むルートがしっかりと見えてくる様になるので、よりスコアが安定し始めます。
可能なショット数を逆算して「スコア100」切りを考えてみる。
一番の大前提として「パット数=36打以内」があります。
各ホール2打で決める事です。
スコア99を逆算していくと、パット数が36で
99-36=63
となります。
仮にショートホール以外のホールを全てドライバーでショットしたとすると、ドライバーショットが14回になり
63-14=49
この残った49回がショットとアプローチショットの合計になります。
さらにパット数が36よりも減っていくほど、より可能なショット数が増えるのでミスショットの数をカバーしてくれることになります。
またこの49という数は18ホールでの数になるので、これをOUTとINで割ると24.5となり、パット数が36と仮定すれば、スコア100を切るためのショット+アプローチショットの数は「ハーフで24打以内」という計算になります。
ハーフで24打ですから、1ホールあたりで平均してみると
24÷9≒2.6
ショットとアプローチショットの合計が毎ホール2回(ロングホールでは3回)で上がれればボギーペースという事になり、余裕でスコア100切りは達成できるという事になります。
安定した2打目を打つためには、より安定したティーショットが必要になります。
ドライバーのページにも書きましたが、やはり重要になってくるのがティーショットの安定性になります。
先ずはできるだけ曲げずに180ヤードから200ヤードをしっかりと進める事が大切です。
最終的にはスイングを固めることに行きつきます。
やさしい道具を使う事は大前提ですが、それでも間違ったスイングで打ったボールを修正してくれるほどの性能はゴルフクラブにはありません。
なので、まずしっかりと狙った場所に打てるようになる練習は必要になります。
私自身は通常85前後くらいのスコアでラウンドしていますが、やはりしっかりとスイングが固まるまでは80台のスコアも出れば100以上を叩く事もありました。
スコアが安定したスイングの方法もこのブログで紹介しています。



包み隠さずにスイングの理論に関しては書いていますが、いかんせん文章と写真だけでは伝わり切らない場合もあるでしょう。
これは「動画」を使ったとしても同じことが言えます。
「こう見える」事と「実際の自分の動き」にはかなりギャップがあるからです。
動画を出している人の意識では「ハーフスイング」でも、見てる側からすると「フルスイング」に見えたりします。
この様なイメージと意識の乖離は「直接指導」しなければ、なかなか伝わらない部分だったりします。
そんな時こそ「急がば回れ」の諺どおりに近くのゴルフレッスンに通う事をお薦めします。
一番危険なのは、スコア100を切るくらいの会社の上司や先輩、近所のオッサン、ゴルフの先輩に教えてもらう事です。

もし教えてあげると言われた場合
- 普段のスコアが慣れたコースであれば「80前後~85」くらいで回れるのかどうか。
- どのコースであってもスコア90を叩いたら落ち込むレベル。
- ベストスコアは70台。ベストではなくても70台は複数回出している。
この辺りをさり気なく聞いて、これらを満たしていない場合はお断りする事が賢明です。
特に70台を複数回は結構重要かもしれません。
80台までなら調子が良い日は出たりしますが、70台しかも複数回という事は、本当にスイングが固まっていなければまぐれで出るスコアでは無いからです。
「知り合いから習うなら70台を何度か出している人にしなさいと言われたので。」
とでも言って上手くはぐらかすのが良いでしょう。
何よりも圧倒的に断りやすい理由が
「今レッスンに通っていて先生から他の人の話しを聞かない様に言われてるので。」
というのが最強です。
これなら一撃で「教え魔」を撃退できます。
また実際に最初に基本を叩きこむのはスポーツにおいてこれほど早道な事もありません。



ゴルフは「スコア100」を切るまで、そして切った後からさらなる面白さが生まれてくるスポーツです。
ゴルフを通じて一人巡り合ったり、会社の人達や近所の人達、または業界の人達などともより深い付き合いが可能になる素晴らしいスポーツですので、是非できるだけ早く本当の楽しさが分かるくらいの技術を身に付けることをお薦めします。