45.5インチ前後では、日本人の平均身長に対して長過ぎる設定と言えます。
ドライバーの最大の魅力はその飛距離性能にありますし、特に男性ゴルファーのステータスの一つとしてドライバーでの飛距離というものがあります。
何といっても男性の魅力にはパワーというものがあるので、ドライバーの飛距離というものがそのまま男性ゴルファーのスペックとして語られる事も多くあります。
それであればメーカーとしても「最大飛距離」を発生させるために振り切れる範囲でドライバーシャフトを長めに設定します。
それによってしっかりと振ってミートした際に物凄い「一発」が出る可能性が生まれる訳です。
しかし奇跡の一発と引き換えに代償も決して小さい訳ではありません。
シャフトが長くなったデメリットとして
- ミート率の低下
- 方向性の低下
などが挙げられ、結果的に平均飛距離は落ちてしまうという本末転倒な結果になる事も多くなります。
シャフトが短くなると飛距離は相当落ちるのか?
通常売られている45.5インチ前後のドライバーシャフトを44インチ~44.5インチに短くした場合、どれだけ飛距離が落ちるのかを検証した結果、私の場合ほぼ飛距離は変わらないという結果になりました。
通常使っているシャフトを1インチカットしてホームコースで試した結果なのでほぼ間違いないと言えます。
もしかすると本当に稀に出る最大飛距離は落ちるかもしれませんが、通常の飛距離であれば遜色のない結果で、しかも安定感で言えば、飛距離・方向性共にかなりアップしたと言えます。
まずアドレスに入った際に曲がるイメージが激減します。
スイングにヘッドがしっかりと追従してくる感じがするからです。
アイアンショットとまでは言いませんが、ユーティリティで打つくらいの感覚でドライバーを扱えるようになります。
その感覚でユーティリティよりも遥かに大きなヘッドで、しかも自分の好きな高さにティーアップしている訳ですから、ユーティリティを地面から打つよりも精神的にはずっと楽に振れるようになります。
それによって、よりミスショットが減るというメリットが生じます。
また通常飛距離を求めると縦振りのアッパー軌道で打ちたくなりますが、長いシャフトでアッパーに振ると高確率で手前の地面にワンタッチする事が増えます。
そのワンタッチの衝撃によってヘッドが回転しOBになるケースも多くなります。
気持ちよくアッパー軌道で振るためにもシャフト長は短めが良くなります。
ドライバーシャフトを短くするデメリットは
シャフトを短くする場合にデメリットは無いのでしょうか?
基本的に市販されている現在のドライバーヘッドは45~46インチで丁度良くなるようにセッティングされているので、ドライバーシャフトを短くした分、重りを調整したり鉛を貼ったりする必要性が出てくる場合もあるので、そのセッティングが難しくなるという事はあるかもしれません。
自分の場合はそのままグリップエンド側をカットしただけで、それほど使用感は変わりませんでしたが、モデルによってはバランスが変わってしまう事も考えられます。
それによって逆に安定性を欠く結果になる可能性があるのが最大のデメリットでしょう。
一旦短くしてしまうと長くはできないので勇気がいるのは確かです。
しかしこのバランスに関してはグリップの太さや重さを変えただけでも変わってしまうものなので、そこまでシビアに考えることではないと個人的には思っています。
稀に物凄くバランスに拘る人がいますが、得てしてスコアの良い人の方がそのあたりに無頓着だったりする傾向があります。
それ以上(プロレベル)になればゴルフは仕事になるので、当然のことながらバランスなどにも細心の注意を払っているのでしょうけれど。
ちなみに自分の場合ヘッドは「キャロウェイEPIC SPEED」、シャフトは「Fuzikura Speeder evo6」の5Sを1インチカットしました。
これはほとんど使用感に変化は感じられませんでした。
最大飛距離はほぼ変わらず、短い分ミート率が上がる上に、振りやすくて曲がるイメージが出ない分しっかりと振っていけることから平均飛距離は確実にアップしました。
どうしてもドライバーショットの不安定さに悩んでいる方は、思い切って一度シャフトを短くしてみる事をお勧めします。
自分で切るのが不安なのであれば、工房に持ち込んでバランスも見てもらいながら短尺ドライバーを組んでもらうのが良いでしょう。
「ゴルフはアプローチとパターだ!」
などと言われる事が多いですが、いくらアプローチとパッティングが上手くても、ティーショットが不安定なのであれば絶対にスコアは作れませんので、まずは安定したティーショットを目指しましょう!
