アマチュアが難しい理論を習得するには圧倒的に時間が足りない。
好奇心旺盛な筆者はありとあらゆるゴルフスイング理論を試してきました。
正にトライ&エラー。
一度だけ良いスコアが出て次はダメだったり、練習場では良くても芝の上ではダメだったり、逆に練習場で良くない割に芝の上からだと割と良かったり…。
スコアよりも各理論の真意を追い求める様に散々試してきました。
まあ、我ながらアホだと思います。
もしずっと同じスイングを続けていたら、今よりもずっと低いハンディキャップになっていたと思っています。
良いスコアが出ても、他のを試したらもっと良くなるかもしれない!と直ぐに試してはおかしくなって修正の繰り返し(笑)
完全に固まる前にラウンドをするものですから、70台が出たと思うと次は90台とかがよくありました。
そこで行き着いた結論は、「シンプル」なスイングが最強という事。
ヘッドの位置と向きが把握できないと難しいのがゴルフスイングです。
野球のバットの様にどの位置でも同じ形をしているのと違い、少しの向きの違いでとんでもなくボールが曲がります。
さらに球技の中でも一番距離の出るスポーツなので、手元の数センチのズレが落下地点では数十メートルの誤差になります。
なのでそこに体の回転運動が加わったら尚の事むずかしくなるのは当然の話しで。
できるだけ回転をせずにフェース管理するのがシンプルで簡単という事になります。
スイングそのものの動きは前回の記事「最もシンプルな左一軸スイングを紹介します」に書いたのでそちらを参照して頂くとして、今回はヘッドを振る方向について書きたいと思います。
振る方向は右から左でも、ヘッドを振り下ろす方向は「下」
最終的には右から左に振っているイメージになりますが、ヘッドを振り出す方向は「下」です。
前回説明した自動でコックが入った位置へ思いっきり振り出して逆しなりをさせます。
その状態で右から左なのです。
いきなりボールに向かって右から左に振ると、「ダフリ」や「トップ」が出やすくなります。
また最悪シャンクも出る可能性が高いです。
なので先ずはしっかりと下に振り出してシャフトをしっかりしならせる事。
そして逆しなりをしたシャフトによってフェースが上を向き、ショベルカーが土を持ち上げながら上昇する様な感じで、フェースにボールが乗っていくイメージができればOKです!
逆しなりをさせるくらいに振れば、自然に体幹を使って振る事にもなるので一石二鳥ですよ!!