40代、50代からゴルフを始めようと思っている方にも
40代、50代からゴルフを始める、もしくは以前からゴルフはやっているものの、いまいちスコアが伸びず、まだ100切りも達成していない方へ、45歳でゴルフを始めて紆余曲折ありながらも、現在ハンディキャップ10になった私が取り組んできた練習方法や考え方をお伝えしたいと思います。
一にも二にも、まず重要なのは正確性になります。
まずは飛距離を伸ばす事よりも重要になるのが圧倒的に正確性の方になります。
正確性とは「曲げずに打てる」事と「しっかりと距離を打ち分ける」事、そして「一番得意なクラブはパター」と自信を持って言えるくらいにパッティング技術を上げることの3つになります。
もうこれでスコア100を切る準備はできたと言っても過言ではありません。
ミドルホールであれば3回大きく曲げずにショットできれば、グリーンオンは十分に可能です。
そして確実に2パットで上がればボギー、アプローチショットがピッタリ寄ればパーも可能になります。
この感覚で18ホールを大きく乱れずに淡々とプレーできれば、もう100切りは達成したも同然です。
スコア100切りにおいて、一番やってはいけないのがOBを打つ事です。
ずっとボギーを狙い続け、ミスしてもダブルボギーというゴルフを目指すにあたって、一撃でダブルボギー以上、下手もすると「+4」や「+5」などというスコアになってしまうOBというミスは一番やってはいけないミスになります。
OBは飛距離を求めた場合に表裏一体とも言えるミスになりますので、ティーショットだけではなく、どのショットでも全力フルパワーの万振りをやめるだけで激減させる事ができるミスでもありますね。
冷静なマネジメントで危険を回避し、ボギーでホールアウトする例
470ヤードのパー5。
セカンドショットの地点が狭く、セカンドショットを打つ地点から170ヤードくらい先までの距離が両面OBゾーンになっているシチュエーションです。
この危険ゾーンの170ヤードを如何に安全に抜けれるかが求められます。
ティーショットを無理なく180ヤードほど打てた場合、残りの総距離は290ヤード。
しかしセカンドショットの位置から170ヤード先までが両面OBという狭く絞り込まれた形状。
ここで一気に170ヤードの危険ゾーンを抜ける事ができるクラブを選択したくなりますが、170ヤード打つクラブというと大抵フェアウェイウッドかユーティリティ、しかし危険ゾーンを一気に抜ける事のできるそれらのクラブは、ミスショットすれば即OBの可能性も高いというクラブでもあります。
こんなシチュエーションで100%OBを打たない方法を取り、確実に真っ直ぐ前に進めるクラブを選択できるようになると、グッとOBの確率は減ります。
絶対に曲げない自信があるのがピッチングウエッジまでならそれでも良いのです。
まずは危険ゾーンを100%安全に脱出する事が先決になります。
仮にピッチングウエッジで100ヤード進めれば、危険ゾーンの残りは70ヤードになり、そこまで来てしまえば余程の事が無い限りもうOBの確率は殆どありません。
サードショットを打つ段階で残りの距離は190ヤードですから、ボギーを狙うのであればそこから2打でグリーンオンして2パットで上がれば合計6打。
十分ロングホールのボギーは取れてしまうという事になります。
ここまでしてでも絶対にOBを打たないという事を徹底する事でボギーセーブできる事になり、このようなマネジメントがスコアを作っていくコツになります。
反対に危険なマネジメントの例
ティーショット後に先ほどと同じシチュエーションで、セカンドショット地点で残り290ヤード、そこから170ヤード先まで狭くて両面OBという状況。
ユーティリティやフェアウェイを選択したものの、当たりが薄くスライスしながら右のOBゾーンへ、またはダフってヘッドが返って引っ掛かり左のOBゾーンへ。
このOBによって同じ位置から3打目で打ち直すか、OBに入った地点の横のフェアウェイから4打目を打つかをチョイスする事になります。
通常であれば再度OBになる事を恐れて、OBに入った地点のフェアウェイから4打目を打つことを選択したとしましょう。
その場合の4打目を打つ際に、残りの距離がおおよそ180ヤード前後残っている可能性は十分にあります。
そこから上手く2打でグリーンオンして2パットを決めれば何とか8打のトリプルボギーで上がれますが、OBを打って大きくスコアを崩す可能性がある精神状態で、その後の正確なマネジメントが可能か?という事になります。
4打目〜6打目のショットで、どれかをミスすれば、7オンになり2パットでも9打になりますし、さらにバンカーに入ったりやパッティングで3パットなどしてしまえば、もう10打以上という事にもなります。
つまり、この狭いセカンドショット地点でのクラブ選択の判断ミスによって、3打も4打も増えてしまう危険性があるのですから、如何にマネジメントを慎重にならなければならないか?というのが分かるかと思います。
スコア100切り、いや90切りまでは「逃げのゴルフ」でスコアメイクします。
9ホール以上をボギーで上がれれば、残りのホールをダブルボギーで十分にスコア100は切れてしまいます。
また確実にボギーを取るゴルフが身につけば、全ホールボギーで進んで行って、後はどこかで一つパーを取ればスコア90切りも達成できます。
つまりスコア100切りにおいてミスの上限はダブルボギーまでになり、スコア90切りではミスの上限はボギーという事になります。
それには各ホールで、徹底的に大叩きをしないマネジメントをし続ける精神力が必要になります。
恐らく何度も「行けそうな気がする…。」という悪魔の囁きが聞こえてきます。
成功率が80%以上だと思うならば、その囁きに乗っても良いとは思いますが、この確率のジャッジをするのは自分です。
上がった時の100切りの為に、このチャレンジを諦めるかどうかの選択になります。
もしかするとパーが取れるかもしれないけれど、ミスしたらダブルボギー、トリプルボギーになる可能性があるのであれば確実にボギーで上がるマネジメントに徹する。
これによって最終スコアが決まります。
途中で一か八かで打ったナイスショットや、難しい番手で打つ事ができた事など記録には残りません。
最終的に何打でホールアウトしたかというスコアだけです。
良く言えば「勇気のあるチャレンジ」も、ゴルフにおいては、特にスコアを目指すゴルフでは単なる「無謀な攻め」という事になります。
攻めのゴルフが必要になるのは80台以上のスコアになってからです。
90切りという目標が達成した場合に初めてそこから「攻めのゴルフ」の必要性が出てきます。
ここからはパー、そしてバーディを狙っていき、少しでもスコアを減らすゴルフが必要になるからです。
しかし、全ホール攻め続けていく訳ではありません。
ティーショットが多少ミスした場合などは、そのホールはパーを諦めてでも確実なボギー、そしてあわよくば寄せワンのパー狙いという風に、ショットの結果から自分で結果を決めて淡々と戦略を遂行していきます。
100切り、90切りを目指している人よりはショットの正確性が高いとは言え、かなりのローハンディじゃない限り、上手いと言われているアマチュアゴルファーはでも大抵こんな感じでプレーをしています。
一か八かのプレーが如何に危険なことか、経験から熟知しているからです。
今回は飛ばさなくてもスコアを作れるマネジメントを中心に書きました。
スコア100切りは「マネジメント」だけで達成できるという事は何となく分かったかと思います。
それ以前のショットの技術などに関しては、他の記事で発信していますのでそれらを参考にして頂ければと思います。
楽しむゴルフとスコアを作るゴルフは多少なりとも方向性が違います。
多少なりとも少し楽しくない要素も出てきますが、でも最終的にスコアが良かった場合、目標達成できた場合の感動は途中に一回できたナイスショットなんていう比ではありません。
この本当の喜びによって、その人のゴルフはさらなる進化をしていくと思われます。
「楽しいゴルフ」と「スコアを作るゴルフ」。
まあ遊びですので、どちらを選択してもらっても構わないのですが、もしスコアを求めるという場合には徹底的にミスを減らすという選択をする必要があるので、そこだけは肝に銘じてもらえれば良いという事ですね。