1980年代に活動したバンドで、その雰囲気や佇まいに不思議な感覚を感じながら見ていた(聴いていた)バンドでした。
当時は中学生だったので、何となく不思議な…という感覚でしたが、インターネットが普及してきて、当時の状況を知る事で、当時何となく感じていた違和感が理解する事ができました。
プロジェクトとして生み出されたバンド
本来、同じメンバーで構成されている原型のアマチュアバンド「きゅうてぃぱんちょす」があり、遊びで作ったバンドだったので、一日だけで解散する予定でしたが、折角なのでもう少し続ける事に変更してYAMAHAのポプコン(ポピュラーソングコンテスト)に出場、何度か本戦出場するうちにプロデューサー藤田氏の目に止まり、藤田氏が求める音楽のボーカルとして杉山清貴さんだけがプロデビューする話になったものの、杉山清貴が「バンドとしてできなければ嫌だ。」と断った事で、レコーディング(コーラス含む)はスタジオミュージシャンで行い、ライブは通常メンバーで行うという特殊な環境での活動になりました。
コピーバンドの様なスタイルでの活動
作詞家と作曲家によって作られた楽曲を与えられて、それを完全コピーしてライブやテレビ出演を行う。
与えられた楽曲を売らなければならないという変なプレッシャーを感じながらの活動だった様です。
レコーディング時のスタジオミュージシャンとの技量の差を感じさせない様に演奏しなければならないプレッシャーもあったでしょう。
またメンバーには「都会的」「夏」「海」などのイメージを崩さない様に振る舞う事を求められました。
オメガトライブというバンド名
Ω(オメガ)はギリシャアルファベットの最後の文字で、トライブ(部族・種族)を掛け合わせた「最後の部族」「最後の種族」という意味で、藤田氏は未来にまた一回りして人気が出るといった意味も含めていた様です。
実際に今は海外でも非常に人気が高い様です。
日本のポピュラーソングという事で、予備知識を持たずに何となく聴いて気に入ってもらえるというのは、当時の楽曲の完成度を感じさせられます。
今聴いても古さが感じられず、杉山清貴さんの声もとても良い!
今も聴いたり、ベースで耳コピーして弾いたりしていますが、懐かしさと共に楽器で弾く楽しさも持ち合わせていて心地よいですね。
当時ロングヘアーのイメージだったドラムの廣石恵一さん(2023年までクレージーケンバンドで活動)、再結成の時のスキンヘッドに当時とのギャップで笑ってしまったのですが、2025年3月に脳出血で逝去されたようです。
御冥福をお祈り申し上げます。
また、同じくオメガトライブを生み出したプロデューサーの藤田浩一さんが逝去された事で、オメガトライブというプロジェクトは藤田氏の物である為、藤田氏がいなくなった今、オメガトライブとsて新しい楽曲が生み出される事は無いと杉山清貴さんは語っています。
これから「杉山清貴&オメガトライブ」の季節がやってきます。
同年代の皆さんも是非また聴いてみて下さい。
若い世代の皆様は、Amazon Musicなどで聴いてみて下さい。
音楽鑑賞も良いですが、楽器が弾ける様になると一生楽しめます。
また、一生の趣味として楽器は絶対にお薦めです!!
ワタクシも毎日弾いていますが全然飽きません(^^♪
家でも弾けますし、仲間と一緒に弾くこともできます。
ギターとかであれば、どこにでも持っていく事ができますし、弾けて良かったという場面は、今までたくさんありました。
