我が釣り人生の中で最もバスを釣ったポッパーがマイケル。
一見何の変哲も無い形状のポッパーですが、何故か他のポッパーを圧倒する釣果を出し続けたのがマイケルでした。
使い方はタイトにカバーに投げ込みポーズ。
このポーズしている間にバイトしてくる事も多々あります。
その後、あまりカバーから離さずにラインスラッグだけを使って首振りを3~4回させてポーズ。
このできるだけ移動させない首振りの時に、「プチッ、プチッ」くらいのポップ音というか気泡を潰すくらいの音を出せると最高。
で、またポーズ。
その後に水面を軽くカンナで削り取るイメージで「フシャーー!」というスプラッシュで飛沫を飛ばしてポーズ。
「プシャー!」でも「ゴボッ!」でもなくできるだけサイレントに飛沫を飛ばすのがコツ。
そのままバイトが無ければ回収というのが一連の流れです。
アメリカのトーナメントシーンでも認められた性能
本場アメリカのトーナメンター達にも認められた日本製ルアーの先駆けだったのではないでしょうか?
その後にT.Dバイブレーション(ダイワ)、ポインター(=ビーフリーズ)(ラッキークラフト)、ONETEN(メガバス)などが認められてきました。
アメリカのトーナメンターは見た目などは全く気にせずに、とにかく「釣れるか、釣れないか」でしかルアーを選ばないので、確実な性能、そしてどのシチュエーションで最大限の性能を発揮できるのか?をしっかりと伝える必要性があります。
トップウォータープラグやジャークベイト(ミノー)の様なオープンウォーター系のプラグ、そしてウィードエリアでのバイブレーション(リップレスクランクベイト)などでは高い評価を得る物が多いですが、逆にクランクベイトなどは低い評価をされる事が多いのは日本製のプラグの特徴です。
このマイケルはトップウォータープラグという比較的高評価される日本製プラグではありますが、スプラッシュやポップ音などが秀逸だったのだと思われます。
もしも精密に音の周波数などを調べて研究すればバスの好む音域などが分析できるのかもしれません。
とにかく、このマイケルは見た目がほぼ同じような他のポッパーと比較して、異常なまでに釣果に差があった事は紛れもない事実です。