半年くらいずつ何度もやっているので流石に慣れたものです(笑)
初めて断酒をした時は、飲まないとなかなか寝付けなかったりとか便秘がちになったりとか色々とあったのですが、何回かやっているので飲まないなら飲まないでも平気になるものです。
それまでは定期的な肝臓を休める期間とか思いながらやっていましたが、今は特に理由もなく辞めているので、何故に飲まないのか?と聞かれても「何となく」としか答えられない状態です(笑)
酒を真剣に辞めようとか思っている訳でもないのですが、いくら元々酒が強いと言っても年々体のアルコール分解能力の方が低下していて、翌日までに酒が抜けにくくなってきているのは確かですし、もともとかなり飲める方なので翌日までに残るくらいだと相当な量を飲んでいる訳です。
後は何と言っても時間でしょうか?
年齢的に55歳近くなってきているので、健康寿命って事を考えるとあまり残り時間が多くは無いと思っています。
生き永らえるって事だけ考えれば、今の医療があれば長生きする事は可能なのかも知れませんが、何でも好きな事ができて好きな物を食べれる「健康寿命」は残り少ないかな?と。
ここで今までの様なペースで酒を飲み続けていたら、その残り少ない健康寿命がもっと短くなると思いまして。
楽器やゴルフや釣りなど、これからもやりたい事があるので、それら全てと「酒」のトレードオフでは嫌かな?とも思い。
極力減らして行こうかな?と。
酒は美味しいけれど、美味しい食べ物の方がもっと美味しい。
酒の美味しさは脳で感じるイメージですが、食べ物の美味しさは舌と心で感じられる気がします。
風呂上がりのビールなどは確かに「うまいっ!」って思いますが、その瞬間がピークで後はドンドン落ちて行きます。
いくら飲んでも最初の一杯の感動は無く、後は惰性で味(飲む種類)を変えながら、ただ酔っぱらう為だけに飲み続けている感じになります。
しかも、最初の一杯の感覚は「レモン果汁を入れた炭酸水」でも同じくらいの爽快感はあったりしますから驚きです(笑)
なので今は風呂上りは「ポッカレモン+炭酸水」です。
さらに酒を飲まなくなると不思議と食事の量も減ります。
量を食べない代わりにしっかりと味わって食べる様になるので、食事自体が楽しみになりますし、今日は何を食べようかな?と考える様になってきます。
それまでは酒がメインで、食事は栄養補給程度の認識でしたから、少量の良質な肉や刺身などをゆっくりと堪能しながら食べる様になりましたね。
そうして、ただでさえ量が減った夕食を食べた後は、寝るまでにツマミも食べなくなるので、美味しいものを食べた割には全体的なカロリーの摂取は当然ながら減るので自然に体重も落ちます。
また、必要以上の水分も摂らないので浮腫みも無くなりますし、夜中に尿意で目が覚めたりもしないので朝まで爆睡できます。
飲まなくなると、一番やっかいなのは今までの飲み友達との関係です。
他の記事でも書きましたが、やはり一番面倒くさいのが今まで一緒に飲んでいた飲み友達との関係性です。
他の地方に移住したタイミングとかで飲まなくなったのであれば何の問題も無いのですが、地元に残ったまま飲まなくなると、それまでは山ほど飲んでいたものだから、当然飲みの誘いもくれば、酒をまた飲むように仕向ける御仁も多いです。
こんな時ばかりは体の不調でドクターストップと言われていると言えれば簡単なのですが、体の中も外も人一倍頑丈なものですから尚更大変になります。
でも毎回遅くまで飲んでは、翌日に昨日の飲み会の内容を思い返すと、飲みに行ったメリットなどはまるで残っておらず、ただお金が減っただけで(行かなければ良かったな…)と思う事も多々ある事から、時間とお金と健康を同時に減らす事になるのが「酒」なんだな~と最近思うようになっています。