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モデルA(ボーマー)

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バス釣りルアー列伝

目次

  1. これを超えるクランクベイトは少ない
  2. 使い方は基本 投げて巻くだけ
  3. サイズの使い分け

これを超えるクランクベイトは少ないと何年経っても思います。

ワタクシが溺愛するクランクベイトがボーマー社のモデルAです。

特別な状況下で強いクランクベイトは他にもありますが、通常の使用においてこれを凌ぐクランクベイトは少ないと思っています。
とにかく作りが頑丈なので、ボトムに壁に立ち木に岩に、とにかく色んな物に当てまくる事で当てただけ比例して釣れます。
当てまくる為にはラインも当然太くしなければなりませんが、20ポンド(5号)クラスのラインでも多少飛距離には影響しますが、動きに関しては全く影響する事なくブリブリと泳いでくれます。
カラーはこれまた色々と試しましたが、このファイヤータイガーが一番安定した釣果をもたらしてくれます。
個人的に好きな色なので、必然的に登場回数も増えることから、それに比例して釣れる数も増えているとも言えますが…。

使い方は基本 投げて巻くだけ

使い方に関してはあまり難しい事を考えず、バスが付いているだろうポジションよりも奥に投げて巻くだけです。
その付いているだろう部分が岩や立ち木などであればできるだけタイトに通すか直接当てます。
小さな石が続くようなハードボトムであれば、できる限りロングキャストをしてひたすらボトムを切らずにボトムに当て続けて引いてきます。
バイトイメージはボトムに当たる「コッコッコッコッ」という感触が突然「グンッ」と抑え込まれる様な分かりやすいものから、「コッコッコッ」「ふっ」と感触が消えるようなバイトまで千差万別の当たりが出ます。

これは経験を積めば積むほどバイトの感知能力が上がっていくので、ひたすら使い続けなければ覚える事のできないものかもしれません。
怪しいバイトにフッキングしていくと、必然的に根掛かりも増えますがキャッチできる魚も劇的に増えます。
なので、根掛かりしても回収しやすいボートやフローターでも良いので水に浮いての釣りができる環境を整えた方がクランクベイトの釣りは上達しやすいのは確かです。

どうしても陸っぱりからちょっとクサいバイトに対し、1,000円以上もするクランクベイトを根掛かりでロストする覚悟でフッキングしていくってのは勇気が要りますし、かと言って、絶対に根掛かりしないエリアで恐る恐る使っていると全然釣れないルアーになってしまうのもクランクベイトなのです。

30年も前の円高の頃はモデルAが300円前後で投げ売りされていたので、その時はもう散々買いあさりました。
巷ではメガバスなどがブームになり始めていて、パッと見の悪さ満点のアメリカンルアーなど誰も見向きもせず、逆に嘲笑の対象とすらなっていたほどです。
でもワタクシを含め、これらのアメリカンルアーの戦闘力を知っていた者たちにとっては天国の時代でしたね。
ジャークベイトのロングAなども一生分くらい買ってたもんなあ。

サイズの使い分け

小型の5Aは水深1~1.5mくらいで使う事が多いです。
バスのサイズが小さめの時なども5Aを投入する事も多いですね。

一番汎用性が高いのが6A。
これは1.8mくらいまでカバーできます。
フィーディング(摂餌、捕食)に入っているバスを含めて、バスのストック量が多い水深という事もあり、先ずはこれから投入するのが定番です。
ローテーションする前にこれで勝負が付く事も多いですね。

ワタクシの育ったフィールドはあまり水深の無いところが多かったので、7Aを投入する機会はそれほど多くはなかったのですが、リザーバーや水深のあるフィールドでの釣りが多かった人に言わせると、7Aが最強だという声も多いです。
6Aの下、約2m以深を効率的に攻めていけるとの事。
6Aに比べると、少し動きも大きくゆったりな感じがします。
6Aを溺愛し過ぎているワタクシにとっては、その動きがちょっとモデルAというクランクベイトのイメージと違う感じがしてしまうのですが、ま、それはちょっと偏見ですかね(笑)

まあ、とにかく釣れるクランクベイトなのでボックスに数個は入れておいて間違いありません。
アメリカ版システムクランクなので、同シリーズで深度別に投げて行き、その日の当たり棚を見つけるには良いですね!
動きも潜行深度もバラバラな物で探って行っても、動きで釣れないのか、深度(棚)が違って釣れないのか、組み立てそのものが難しくなってしまいますので。

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