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最強のジャークベイト(ミノー)の不動の一角。ロングA(ボーマー)

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バス釣りルアー列伝

ログと双璧をなす 定番ジャークベイト

オリジナルログ、ラトリンログに並んで必携のジャークベイトがボーマーのロングAです。
遡る事40年ほど昔、雑誌の記事や関東に住む友人からは、ロングAが凄いという話はずっと聞いてましたが、当時はワタクシの地元にはバスがおらず、しかも当時で2,000円もするガラスケースに収納されているこのルアーをワタクシはガラスケースに張り付いて羨望の眼差しで見てました。

それがそれが、第二次バスブーム時に円高になったタイミングで300円くらいで投げ売りされているのですから、メガバスやラッキークラフトなどの人気国産ルアーを買うために長蛇の列に並ぶ友人達を尻目に、ワゴンの中からロングA、モデルA、ザラスプーク、ラトリンログなどを一生使いきれないのでは?というくらいに買い溜めしていた若かりし頃のワタクシ。

ブームで始めた友人達からはそのテキトーなカラーリング、一見釣れなさそうにしか見えない風貌のアメリカンルアー達をバカにされても
(最近始めたお前らに高嶺の花だったこれらのルアーが安価で目の前に転がっているワタクシの気持ちが分かるか?)
とばかりに、バーゲンセールに群がるおばちゃんの如く必死にワゴンに食いついていました。

まず、このロングAですが、ジャークベイトの基本操作を覚える意味でも、ジャークベイトをジャークするのに必要な筋力を鍛える修行の意味でも絶対に持っていてほしい、いや、持っていなければならないルアーだと思っております。

ミディアムヘビークラスのロッドに16ポンド以上のラインをセットしたベイトリールを組み合わせて、ひたすら打つべし打つべし的に、ジャーク!ジャーク!ジャーク!
前腕がパンパンになってきても、ひたすらジャーク!ジャーク!!
筋肉のバーン現象で前腕が熱くなってきて、握力が限界になってきた頃にビッグバス君が食ってきた時などは、その状態からのファイト突入になるので修行以外の何物でもなくなります。
通常ナイスサイズのバスが掛かった時は、
「おおっ!! こいつ引く引くーーっ!!」
ってな感じでしょうが、この時はもういい加減諦めて上がってきてくれ…という気持ちになります。
しかし、それこそが如何にもなアメリカンバスフィッシングの醍醐味!ってな気分にさせてくれるのがロングAでの釣りですね。

潜行深度

ショートビルのジャークベイトですが、水面直下というよりは、よく水を掴んでもう一段深く潜ります。
ログ系に比べると数十センチ下のレンジを泳ぐという感覚で使っています。
特に半透明の素材の物は浮力もそこまで大きくないので、浮いてくるまで多少時間が掛かるほどです。
反対に乳白色の素材の物は、浮力が強く、潜るレンジも少し浅い感じがします。
素材の違いからか、ラトルの音質も乳白色の方が軽くて甲高い音がします。

人によって好みは分かれるのでしょうが、ロングAに関して、ワタクシ個人的には浮力の少ない半透明の素材の方が圧倒的に釣れるイメージを持っています。
この素材の好みに関してはザラスプークとは真逆になるから不思議です。

ジャークした時の手首と前腕に掛かる抵抗の強さは国産ルアーの比ではありません。
同じアメリカ製のラトリンログなどと比べても強い抵抗を感じます。
これが水押しの強さとアピール力になるのですが、ホントに疲れます。
特に3フッカーで大型の15Aを左右に弾かせようとしたらもう筋トレのレベルです。

そんなに疲れてまでロングAを使い続ける必要があるのか?と思われるでしょうが、当然ながら単純に釣れるからというのがこのルアーを使う最大の理由であります。
グンッ!グンッ!というリップが水を掴んだ後に、ルアーが横に弾け飛ぶリズムを感じながらジャークを続けると、グイッとひったくる様なバイトが来るのが一般的なバイトなのですが、慣れてくると
「ジャーク! グンッ!(抵抗) ジャーク! グンッ!(抵抗)」
というリズムの途中に「ふっ」とか「ふわふわっ」という様な前アタリを感じれる様になります。
明確な理由は分かりませんが、恐らくバスが後ろについて同じスピードで首を振ったか、下手もするとルアーを咥えてまだ反転していない状況なのかもしれません。
これを感じ取ってフッキングに備えるのと、明確なバイトを感じてからフッキングするのとでは取れる魚の数が変わってきます。
これはワーミングにおけるラインでのバイトを取れるかどうかに近いものがあります。
ワーミングでラインバイトが取れると単純に倍くらいの釣果になる事もありますので。

ジャークベイトでのルアーローテーションの基軸

ワタクシがフィールドに着いてジャークベイトが有効そうな雰囲気を感じ取った場合、最初にラインに結ぶのがオリジナルログかロングAになります。
それくらいパイロットルアーとしての信頼感は抜群です。
この2つでレンジの差をつけてチェックしたら、ビーフリーズや小型のバスが多そうであればフラッシュミノーなどにスイッチするのが定番です。

ジャークベイトはそのまま状況にマッチすると、ワームをはるかに凌ぐほどの釣果をもたらしてくれます。
なので絶対にジャーキングは身につけておく必要があるテクニックであり、それをしっかりと身につける為にも、ミディアムヘビーのロッドに16ポンド~20ポンドのラインを巻いたベイトタックル、そしてモデルA(14Aか15A)という組み合わせを是非試してみて下さい。
浮気できない様にそれだけ持って半日ジャーキングをしていると、思いがけない釣果になる場合もあるでしょう。
そこでジャークベイトの釣りが自分のものになれば、その後の釣りの幅が相当広がりますのでお勧めです!!

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