8代目は「飛びの芯常識」というキャッチフレーズで登場
UST Mamiyaの8代目のPUNCHは、結構、賛否両論あるシャフトなのですが、個人的には凄く好きで長い期間使っているシャフトでした。
ゆったりとしなるのでタイミングが取りやすく、インパクトでタイミングが合うと当たり方が「バスンッ!!」という分厚い打感で、ボールがフェースに乗っている感じがします。
飛距離性能的にはどうなのですか?
一発のバカっ飛びというタイプではないですね。
振った分だけ、叩いた分だけ飛ぶという感じです。
先端の剛性も高いので、先が勝手に走る感じは皆無です。
どちらかというと飛距離よりも安定重視のシャフトという感じなんですね。
基本的にはそうなりますね。
ミスは大抵捕まり切らずに右に吹けるのが大半ではあるのですが、手元調子のシャフトだと引っ掛かるという人が稀にいるのも確かです。
手元調子だと左のミスが少ないっていうのが定説ですけどね。
そんな自分もタイミング次第で手元調子は引っ掛けるタイプです。
とは言っても、これはタイミングが取りやすいシャフトの弊害とも言えます。
アッタスパンチは、グッと溜まってから一気にズバッと戻ってくるのですが、その時に待ち過ぎたり下半身が止まると左に出る事があります。
切り返しで焦らずに待っていられる余裕があるので、ここぞという時に溜め過ぎてしまい…。
しばらくエースシャフトとして君臨していましたが最近は「THE ATTAS」を中心に使っていたので出番が少なくなっています。
デザイン的にはかなり派手な感じですね。
この黄色はコースに行くと芝の色とのコントラストで非常にカッコ良くて目立ちます。
個人的に歴代の中で一番好きなカラーリングですね!
ATTAS PUNCHは、どんな人に向いているのでしょうか?
普段からあまりドライバーのミート率が高くない人に合っていると思います。
先端が暴れないので、無理の無いスイングを心がければ芯を食う確率が非常に高くなるシャフトだからです。
正に「飛びの芯常識」のキャッチフレーズ通りですね!
スイングテンポが遅めで、ゆったりと溜めて打ち急がずに等速で切り返すタイプの人に合うと思います。
ビュッ!っと上げて、そのリズムのまま鋭く切り返すと右に吹けてスライスします。
スイングテンポと切り返しのスピードが速い人は合わないかもしれません。
一瞬、間を作ってしなり戻りに合わせて振り抜くという感じで打つとかなりの飛距離が見込めます。
ATTAS PUNCH(アッタスパンチ)
基本的にはタイミングが取りやすく非常に使いやすいシャフトです。
ただ、一発の強烈なバカっ飛びが無い分、距離を求めて必要以上に鋭く振ってしまうとやや右に吹かしたりするミスが出てしまいます。
一発の飛びが無い…と言っても、元調子で先端剛性が高いので、きっちりとミートすればロースピンのボールで必要にして十分な飛距離は出ますし、無理に距離を求めなければ方向性に関して非常に高い性能を持っています。
手元調子のシャフトの割に、Youtubeなどではハードヒッターの方々からの評価が高くない傾向にあるのですが、ヘッドスピード40〜45くらいまでのアマチュアであれば十分に飛ぶシャフトではあります。
まあ、その方達が薦めるシャフトで自分が使ってみると全然ダメな物も結構あるので、やはり合う合わないは人それぞれという事なのでしょう。
確かに合う人と合わない人がハッキリしているシャフトではありますが、機会があれば一度打ってみてもらいたいモデルの一つです。
筆者もかなりの長期間このシャフトをメインにしていた時期がありましたが、その頃のOBの率は非常に少なかったと思っています。
一発の距離よりも方向性重視の方にはおすすめのシャフトですし、インパクト時の独特のミート感は結構クセになる感覚です。
OBが減る事によって平均飛距離は上がり易いという事になります。