何がなんでも早く「90切り」を達成したく
一日も早く「90切り」を達成したかった筆者は、可能性のあるものは何でも試してみました。
中でもゴルフ理論ってよりは、親子の会話が面白いという理由で有名な山本道場の「魚突きドリル」も試してみる事にしました。
こんなんで本当に当たるのか?と思いつつ、一応軽くティーアップしたボールをアイアンで見よう見まねで打ってみると不思議な事にちゃんと当たってドロー回転で飛んでいきます。
正直頭の中は「???」という感じでした。
その時は何となくやっていましたが、その後に「ああ、これは右回りスイングを上の部分を端折った理論なのかな?」と理解できてきました。
まあ、それは一度このスイングをやらなくなって、その後、かなり後になってから再度遊びがてら「魚突きドリル」をやってみた時に思った事です。
で、その端折った部分を自分なりに解析していくと、それまで散々やってきたオーストラリア式「左一軸スイング理論」と共通する事が多いと感じ始めました。
まあ大抵の理論ってものは、キチンとボールにミートして真っ直ぐ飛ぶのであれば、そのインパクトまでのプロセスが各々違うだけで、インパクト時の形は、ほぼ共通する部分が多いのは当たり前だとは思います。
3年目の2ラウンド目でついに
3年目に入り、それまでの左一軸スイングを一度封印して、「魚突きドリル」にてラウンドをしてみる事にしました。
1ラウンド目は「47-47の94」で回り、そこそこの感触がありました。
そして次なる2ラウンド目にホームコースで「魚突きドリル」でラウンドした際に「44-42の86」で回る事に成功し、ついに3年目に入って直ぐに「スコア90切り」を達成する事ができました。
100切りの時もそうでしたが、ずっと切れそうで切れないのが、切れる時はあっさりと、しかも割と思ったよりも大幅に切れてしまうものです。
とは言っても、この「魚突きドリル」を完全に理解している訳でもなく、アプローチ時などの打ち方にまだまだ疑問もあった事から、嬉しさよりも「あれ?切れちゃった?」くらいの感想でした。
パット数も「29」と冴えていた事もスコアが良かった原因でもあります。
ここからはどの理論で進んでいくのかが明確ではなかった為、まだまだ試行錯誤の連続となります。
また、この時期から地元のゴルフ俱楽部の会員となり、午後のハーフができるという環境になりました。
この環境が手に入ったというのも非常に大きく、ハーフでスコア45を切るという感覚を身に付けていく事ができるようになります。
これによって一気にゴルフへの理解と知見が深まったのは確かです。
一度、昼食でリセットされる通常ラウンドよりも、ハーフラウンドやスルーでの1ラウンドの方が成長を早めるという事に気付き始めた頃でした。