UST Mamiya の10代目 集大成として設計されたシャフト
UST Mamiyaのシャフトはこれまでも好きで使ってきました。
6代目の6☆(ロックスター)、7代目のG7(ジーセブン)、8代目のPUNCH(パンチ)、新生アッタスでは11代目のJACK(ジャック)。
今回紹介するのは、それより古い10代目ですか?
そう、PUNCHの後の、9代目のCOOOL(クール)と、10代目のTHE ATTASは所有してなかったんですよね。
COOOLは知り合いのを借りてラウンドで使った事があるんだけれど、THE ATTASだけは打った事もなくて、今回購入をして初めて使う事に。
それだけ歴代アッタスを使ってきたのであれば、THE ATTASがどんなシャフトなのか、かなり比較ができるますよね?
で、使ってみた感想は?
あまりの振りやすさに正直驚きを隠せませんでした!!
6代目の6☆(ロックスター)も癖の無いシャフトだったけど、これはそれ以上。
最近は50g台のS(スピーダーエボリューションⅥ を中心に使っていたのだけれど、今回は6Sにしてみたんです。
ま、中古で安く売っていたのが6Sだったって理由ではあるのだけれど、トルクが大きいのと振動数もそれほど高くないので、6Sでも硬く感じず打ち急がずにゆったりとしたタイミングで振れるのがGOODです。
6代目の6☆(ロックスター)の後継って感じでもないのでしょうか?
癖の無さに関しては6☆(ロックスター)が一番近い感じだけど、もっとトルクがあって全体的にしなる感じでしょうか。
6☆(ロックスター)も全体的にしなるタイプだけど、THE ATTAS(ジ・アッタス)に比べると全体的に張りがある感じでしたから。
THE ATTASの開発は、この6代目くらいの時期から始まって、5年くらいの期間を掛けてじっくりと作ったらしいですね。
正に集大成って感じなのでしょう。
このTHE ATTASは、かなりカラフルな色のシャフトですよね。
ここまでの歴代アッタスのカラーが全て入っていて、よく見ると中央が黒で「X」つまり10ってなってます。
ま、こんなの誰も気づかないでしょうけど(笑)
このあたりの遊び心がUST Mamiyaの真骨頂ですね。
飛距離とか性能面は?
一発の飛距離より曲がりが少なく振り切りやすい事で、平均飛距離が上がるタイプ。
振った分なりに飛ぶって感じです。
例えば真芯を食った時には一発バカ飛びするけど、ミスヒットの時に左右に散るシャフトというのは、結局怖くて振っていけなくなるから、つい置きに行く様なスイングになって、結果的に飛ばなくなるんですよね。
練習場とかでは思いっきり振れるから飛ぶけど、現場の狭いホールなどでは怖くて振り切れなくなるから結果的に身体が止まって曲がる事になりますし。
そういう意味では現場の実戦主義的なシャフトな感じがします。
後10ヤードを求めてOBするより良いという事ですね!
やっぱりティーショットが曲がらないって重要だからね。
2打目はフェアウェイからの方が何だかんだ言っても結果が良いですからね。
とにかく、体に巻き付く様にナチュラルにしなってインパクト付近で加速する感じ。
メーカーが謳う「粘走り(ねばしり)」って言葉に納得するシャフトです。
どんなヘッドに合うかな?
個人的にはあまり大きくなくて浅重心のヘッドが良いと思います。
ボールが上がり易いシャフトなので、深重心のヘッドだと吹ける感じになる人もいるかもしれないし、トルクがあるから重い大型ヘッドで万振りするタイプの人はやや振り遅れ気味になるかも。
そういうタイプの人は「THE ATTAS V2」の方がトルクが絞ってあるので合うかもしれませんね。
でも自分的にはタイミングが取りやすいトルクがあるシャフトが好みなので、初代の「THE ATTAS」の方が良いかな。
浅重心のヘッドを使い、シャフトで高弾道を作れるとロースピンのビッグボールで飛距離に繋げますので。
自分はヘッドが小振りなCallawayのEPIC SPEEDの9度で使ってます。
EPIC SPEEDの体積は460㏄の公表だけど、実際には448㏄らしいです。
文面から一発は無い様に感じるかもしれませんが、バチンと返ってきてしっかりミートできると相当な飛距離は見込めます。
またスイングが固まっていれば、相当曲がらないシャフトでもありますね。
THE ATTASのまとめ
とにかく挙動にクセが無くて振りやすいシャフトです。
悪く言えば面白味が無いとも言えますが、この独特なしなやかな撓りは使っていて癖になります。
個人的には過去に使ったシャフトの中で一番良いシャフトだと感じています。
カスタムシャフト選びに悩んだら、是非候補の一つに挙げてほしいと思います。