キャビティアイアンのメリット
ソールの幅が広い為、初心者に一番多いダフリに強く、ダフった際の飛距離の落ち込みが軽減されます。
とは言っても、ダフリの原因をしっかりと理解して克服しておかなければソールの幅だけでは防ぎきれないのでそこはしっかりと練習しておく必要はありますが。
次に芯がやや広いということが挙げられます。少しの打点のズレなら飛距離の落ち込みは確かに軽減されます。けれど、これもお助け機能に任せっきっりだと一番大切な技術の向上が疎かになってしまうので、時々は難しめのアイアンを使って練習するのが良いと自分的には思ってます。
精神的疲労の軽減というメリットもある
先ず何より大きなヘッドによる構えた時の安心感があります。
その上、多少ミスヒットしても何とかなるという安心感もあるので、思い切って振っていけるというのもメリットです。
ヘッドが非常に小さいマッスルバックアイアンなどでは、打つたびに「ちゃんと当たってくれ!」という気持ちが多少なりとも芽生えるのは確かなので。
思い切って振っていける事から飛距離も出やすいですし、真ん中がくり抜かれている事で重心が低いので、やや払い気味に打ってもしっかりと高さが出ます。
高さが出ることで、最近のストロングロフト(飛び系アイアン、7番で30度前後)でスピンが少なくてもしっかりとグリーン上で止める事ができます。
キャビティバックアイアンのデメリット
デメリットと言えるのかどうかは難しいところですが、重量が全て外側に配分されている為、直進性が非常に高く、やや操作性(意図して曲げる)は悪くなります。
決して曲がらない事はないのですが、曲がらない時もあるという事です。
これに関しては、曲げて攻める必要性や技術が身についてからの話しなので、スコア90くらいまでなら全部ストレートで狙っていっても十分ですし、全てに人に当てはまる訳ではありません。
ただ左にトラブルがあって、回避するためにトラブルの上からフェードで狙う場合、もしフェードが掛からなかったら、そのままトラブルに向かって真っ直ぐという事がある訳です。
こんな時にマッスルバックやハーフキャビティくらいのアイアンだと、少なくともトラブルだけは回避できるくらいには確実に曲がってくれます。
それから、夏のラフなど芝の抵抗が大きい場合、キャビティアイアンの大きなヘッドがさらなる抵抗を生み、予期せぬ方向へボールが飛んでしまう事があるのもデメリットに一つでしょうか。
スコアをまとめやすいのはキャビティアイアン
色んなアイアンがありますが、結局のところスコアをまとめるのに一番楽なのはキャビティアイアンだというのは間違いのない事実です。
ゴルフはミスのスポーツなので、できるだけミスヒットをクラブが助けてくれるというのは非常に大きなメリットです。
確かに小振りなアイアンはバッグに収まっているとカッコいいですが、スコアカードにはアイアンは何を使ったとか書くわけでもありませんし、結局のところ最後は上がったスコアのみが残りますので、できるだけ簡単なアイアンでベストグロスを狙っていくのが良いと最近は思っています。
現在使用しているキャビティアイアンはPINGの「G25アイアン」です。
ゴルフを始める際に初めて中古で買ったアイアンです。
初めて買った記念に手元に残しておいたら、数年後に名器として変なプレミアがつきました(笑)
今使っても、まったく何の遜色も無い非常に使いやすいアイアンです。
後日、このG25アイアンの使用感のレビューも書いてみたいと思います。
非常に使いやすくてスコアに直結する性能のアイアンです。
但し、PINGのクラブはライ角が設定できるので、中古の物を購入する際にはオフィシャルサイトでカラーコードをチェックして下さい。(G25、G30は旧カラーコードでのフィッティングになります。)