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マッスルバックアイアン 難易度、使う価値を検討

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MIZUNO MP-5 アイアン

通常使用しているアイアンはMIZUNO MP-5

最近はG25も積極的に使用していますが、通常使用しているアイアンはMIZUNO MP-5です。
番手は3番からPW。
シャフトはFuzikuraのMCI50(R)グラファイトデザイン Tour AD の85(S)という軽めのカーボンシャフトと、実験的にさらに軽くて柔いフジクラMCI50(R)で組んでいます。
ミズノ MP-5

所謂マッスルバックですが、このモデルはその中でも結構やさしめのアイアンになります。
マッスルバックはもう1セットタイトリストの714MBも持っていますが、こちらの方が少しだけシビアな感じはします。

とは言っても、巷で言われるほど強烈に難しい訳でもないというのが、筆者自身のマッスルバックアイアンへの感想です。

マッスルバックの難易度

イメージが先行し過ぎていて、自分には無理!ってな感じで、一度も打った経験もない事が多いのがマッスルバックではないでしょうか?
周りにも所有している人も多くないので必然的に打つ機会が少ないのも分かります。
なので見聞きした話しでマッスルバックのイメージが出来あがっているケースも多々見受けられますが、決して打てないほど難しいという訳ではありません。

確かにポケットキャビティなどに比べればヘッドもフェース面もかなり小さいですが、実際のところ1回りといったレベルではないでしょうか?
ポケットキャビティの中にすっぽり収まるくらいという感じです。
スコアラインのある実際のフェース面だけ見れば、その差は数ミリの違いなのですが、それがソールの薄さやトップブレードの薄さが相まって、相乗効果で全体が凄く小さく見えているのです。
この僅か数ミリが全体像となると、「23㎝の靴」と「27㎝の靴」みたいなもので、長さは4㎝の違いしか無いのに、実際には倍近くに見えるのと同じような錯覚が生まれます。

なので、あまり神経質にならずにフェース面が小さいからボールが大きく見えるね!くらいのノリで打ってみると思ったよりも簡単に打てるはずです。

スコアに影響しそうという事で、実際にコースにてマッスルバックを使うのには抵抗があるでしょうが、練習用に1セット、いや試打クラブの中古とか1本でも良いので持っているとイメージが変わると思います。
そんなワタクシも本来練習用に1セット買ってみたところ、思ったよりもずっと打ちやすく、毎ショットごとに精度の答え合わせにもなって良いな~などという感じで、遊びながら使っているうちに徐々に使い慣れてきて、いつの間にかメインアイアンになってしまったという経緯があります。

ただ、グースがほとんど無いものが多い事から、まだ普通に打つとスライスする事が多いという段階では構えただけで100%スライスするイメージしか出ないかもしれません。
特にロングアイアンになると、バターナイフの様な形状になってきますので…。

マッスルバックのメリット

一番のメリットはボールをコントロールしやすいという事ではないでしょうか?
特に左がずっとOBなんていうホールでのフェード攻めなどは実に実用的で効果的です。
たしかに確実にフェードを打つ為の練習は必要になりますが、あくまでもゴルフはスポーツですから練習は当然必要になる訳でして、全てがオートマチックに完結するはずはありません。
これは簡単なアイアンを使えばスコアが良くなるのか?と同じで、簡単なアイアンだから勝手に真っ直ぐに飛んで行ってグリーンに止まる訳ではありません。
少しのミスをクラブがカバーしてくれるというくらいのものです。
結局のところスポーツには練習が絶対に付き物なのです。

次にラフでの抵抗が少ないというメリットもあります。
ヘッドが小振り、かつ鉄の塊で重い事からラフからは芝の抵抗に負けずにスパッとヘッドが抜けます。
これが夏場に大型キャビティなどを使うと、ラフの抵抗によってヘッドがバサバサっ!!という感触と共に思わぬ方向を向いたりします。
芝からのヘッドの抜けやすさ。
これはピンをストレートに狙いたい時などには大きなメリットになります。

それから打感。
打感に関しましては「良い」「悪い」という事が一番多く語られますが、それよりもどこに当たったのかが振動を通じて感じやすいというメリットがあります。
スコアライン上下のズレ、それに加えてトウとヒールの前後のズレがシャフトの振動を通じて伝わってきて、そのズレた感触のままの打球が素直に出ます。
本来、多少のミスヒットがミスショットの弾道にならないのが一番良いのですが、もう一段上のレベルを目指して行きたい人にとって、このミスヒットのフィードバックは結構重要です。
一回り芯の広いポケットキャビティなどでは、変な感触のままナイスショットが出たりするので、スコア的には結果オーライではあるものの、打った感触と弾道のギャップに気持ち悪さも残るのは否めません。
多少のミスをしながらそこそこのスコアを出す事はできますが、それ以上のスコアを目指すのには逆に遠回りになる可能性もあります。
時々、簡単なアイアンを使うクラチャンなどがいると聞いたりしますが、決してアイアンが簡単だからクラチャンになったのではなく、もっと難しいクラブも扱える技量であえて簡単なクラブを使っているのだと思います。

最後に構えやすさ。
もしかするとこれが実は一番のメリットだったりもします。
必要以上に飾られてなくてグースも少ないので目標に対してスッキリ、真っすぐに構えられます。
打ち出す方向、弾道のイメージがしやすい形状です。

マッスルバックのデメリット

何といっても芯を大きく外すと驚くほどに飛ばなくなります。
これに関してのお助け機能は、ほぼゼロだと思ってもらった方が良いです。
けれどもミスして中途半端に飛んでガードバンカーの嫌な場所に入るようなケースも同時に減るので、その後にしっかりとアプローチでリカバリーできるというメリットに変わる場合もあります。

それ以外のデメリットには「勝手に上級者」だと思われる事があります。
好きで使っているのにスコアと照らし合わされて、お前にはまだ早いなどと能書きを垂れられる可能性もあります。
でも、まだ早いは、いつになったら早くないのか?という明確な答えもありませんし、上手くなるために練習として使っているのであれば、より早く上手くなる可能性があるのですから、世間的に「まだ早い」が「より早い」になる為に今頑張って使っているとも言えます。
まあ、ゴチャゴチャ言う御仁(特にゴルフ界には多い)の言葉には惑わされない事が一番大切です。

まとめとして

色々と書きましたが、結論としては機会があったら是非一度打ってみる事をお薦めします。
どうにもこうにも打てないというのであれば、さすがにまだ早いという事で練習を積めば良いですし、少しでも打てるのであれば最初は辛くても使って練習をしていくうちに成長速度は加速します。(まあ基本練習好きで練習が苦にならないという人はですが…。)

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