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ストロングロフトで名器G25アイアンが進化! PING G30 アイアン(2014)

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G30アイアン アイアン

名器 PING G25アイアンの後継モデル

G30シリーズが発売になり、ここからPINGのアイアンもストロングロフトになって登場してきました。
G30アイアン
G25にそれほど不満も無く使っていましたが、初心者あるあるでアイアンの飛距離がいまいち出ていなかった事もあり、ストロングロフトというものに興味を惹かれて購入しました。
ここで前から使ってみたかったダイナミックゴールドというシャフトを選択する事になります。

基本的な構造とやさしさは、ほぼG25と変わらず、ストロングロフトになって各番手のバンス角が増えました。
そして少しだけトップブレードが厚くなり、少しだけシャープさが無くなりましたが、まあ誤差のうちのレベルです。
ストロングロフトになったとは言えシャフトをダイナミックゴールドにしたものですから、シャフトの重さ故に飛距離の恩恵をそれほど感じず中途半端な存在になってしまいました。
これが純正のCFS DISTANCEとかだったらまた違った仕上がりになったでしょう。
とは言っても、重いもののダイナミックゴールドのシャフトのしなり方は決して嫌いな感じではなく、むしろタイミングが取りやすいなあと思っていました。
一時期はモーダスがブームになった事からダイナミックゴールドはあまり使わなくなりましたが、息子に貸すために久しぶりにG30アイアンを持ち出して打ってみたところ、実に感触は良かったですね。

PING G30アイアンの存在意義

当時はストロングロフトになってバンス角が増えた事以外は、見た目もほとんどG25アイアンと変わらず、モデルチェンジというよりはマイナーチェンジ的な感じでした。
ブラックでまとまっているG25アイアンのロフトを立てて、G30シリーズの差し色のブルーがポイントとして入っている以外は、パッと見はほぼG25アイアンのまま。
構えた時のトップブレードがG25アイアンに比べて少し幅があって、ぼってりしている印象を受けますが、それは散々G25アイアンを使った人だけが分かるという代物です。

今、中古市場においてPING G25アイアンが品薄、プレミア状態だというのであれば、代わりとしてG30アイアンという手も十分にありだと思います。
ただ、あまりにもG25アイアンからの変化が少なかったので、あのタイミングでG25アイアンからG30アイアンに切り替えた人がどれだけいるか?と思うと、実際の中古市場のタマ数はあまり多くはないのかもしれません。
もちろんPING派以外の人が、ここから購入したというケースも十分考えられますけど。

使ってみた感じは

ほぼPING G25アイアンと同レビューになってしまいますが、ソール幅が広くてダフリに強く、バンスもしっかり付いているので芝からの滑りや抜けも抜群に良いです。
練習場のマットの上では、多めのバンスが跳ねてハーフトップなどが出やすいので打ちにくく感じるかもしれませんが、現場の芝の上からだと強烈なお助け機能になります。
PINGのアイアンはコースで使うとアイアンが上達した様な錯覚に陥るくらいです。

特にG30アイアンはG25アイアンに比べて各番手のバンス角が1~2°増えているので、コースでは物凄く打ちやすく感じるでしょう。
打感も真芯を食ったマッスルバックの独特の感触とは一線を画しますが、ステンレス製のアイアンとしては極上の部類に入るのではないでしょうか?
ドライバーも含めてPINGというメーカーは感性や感覚に訴えかける打感などよりも、結果に結びつく機能を盛り込んだ道具作りを優先している感じなので(最近はちょっと違ってきた気もしますが、少なくとも当時までは)この思ったよりも良い打感は思わぬ副産物だったりもします。

G30アイアンをまとめてみると

名器PING G25アイアンをある意味「正統進化」させたモデルではあると思います。
G25アイアンに比べ、少しだけ立ったロフト、増えたバンス角、ロフトが立った代わりにカタログから消えた3番アイアン。
今でも十分に使える性能、いや逆に本来のPINGらしさが味わえるモデルではないかな?と思っています。

後々紹介していく予定ですが、この後にGアイアンなども所有して使っていましたが、確かに結果に結びつく物づくりは感じますが、何となく路線というかメーカーの雰囲気が変わってきた感じがしてました。
インディーズバンドがメジャーデビューして何かが変わった感じに似ているでしょうか?
けれども、メーカーとして時代に合わせて変化していく必要性、時代と共に売上を作り続けなければならない事情もあるので、一概に商品ラインナップが普遍化していく事自体が悪とは言い切れないでしょう。

なので、メーカーに古き良きを求め続けるのではなく、我々ユーザーの方が当時の道具を使って、古き良きの時代を感じるのもありかな?と思っております。

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