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 PING G25 アイアン(2013)。現在も名器と呼ばれる所以は。

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PING G25アイアン アイアン
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初めて自分で買ったアイアンがPING G25アイアンでした。

ずっとやるつもりのなかったゴルフをひょんな事から始める事になり、初めて買ったアイアンセットがPING G25アイアンでした。
今でこそ名器と呼ばれていますが、当時はPING自体の人気が無く、5-Pのセットで30,000円ちょっとくらいで買えました。
買った理由はネットで「現場で優しいクラブ」だというインプレッションを読んで、最も簡単なクラブを探していたのでクラブの予備知識もなにも無いまま一か八かの購入でした。
PING G25

ソール幅も広く、バンスも多めで…とか色々書かれてましたが、専門的な知識がゼロだった事もあり、何だか分からないけど簡単らしいからというのが購入の動機でした。
ゴルフを始めたばかりの2015年くらいだと、まだPINGもそれほどメジャーな感じでもなく、周りの人達からも
「何これ?」とか「何でこんな訳分からないメーカーのアイアン買ったの?」とか「ぼってりしててカッコ悪くない?」とか散々な言われようでした^^;

時々、
「ピングってどこのメーカー?」
とか言われると、
「語学からやり直せ!」
と突っ込みたくなる事もありました(笑)

当時はライ角とか全く分からなかったので、とりあえず標準のブラックドットの物を購入。
シャフトはCFS-MAX(S)でした。
その後に色々と調べているうちにPINGはライ角調整ができて、カラーコードによりフィッティングができる事を知り、結局自分に合うライ角はイエロー(現グリーン)だという事が判明。
当時は単純に下手くそでダフリが多かったのですが、ダフリの原因をライ角のせい?などと勝手に思い込んで、一度中古ショップにて売却、その後に現在使っているライ角イエローでシャフトがCFS(X)というものになりました。
今となってみれば、最初のセットも売らずに持っていれば良かったと非常に後悔してます。

その後は持ち前の好奇心の塊のような性格も相まって、アイアンを色々と取っ替え引っ替え使ってみて、最終的にはマッスルバックに落ち着いていたのですが、もう年齢的にも若くない事もあって、ここからはとことんスコアにこだわるゴルフをしてみようかな?とかふと思い立ち、部屋の奥でほこりを被っていたG25アイアンを引っ張り出してきました。

久しぶりに練習場で打ってみた感想。

久しぶりに打ってみると、やっぱりひたすら簡単に打てるアイアンです。
ややグースネックで捕まりが良過ぎる感じもしますが、まあそれでも軽いドローの範疇です。
ヘッド形状でこれくらい捕まえる体制を作っておかなければ、重心距離の長い大型ヘッドはヘッドの返りが遅くて戻ってこない可能性がありますから、これくらいのグースは必要なのでしょう。
練習場で打った感じでは、余裕でスコアメイクに貢献してくれる気はするのですが、実際にはラフからの抜けとかを含め、現場での大型ヘッドのデメリットも見えてくるかもしれませんね。

そんな訳で練習場に持ち込んだ次のラウンドにはPING G25で挑みました。

打感や芝の上で打った感触などは?

通常使っているアイアンはミズノのMP-5。
所謂マッスルバックアイアンです。
ラフからの抜けや真芯で捉えた時の打感は感動すら覚えます。
とは言っても官能的な打感は真芯で捉えた時のみの話でして、練習場ならともかく、傾斜や凹み、芝との絡みのあるラウンドにおいて、ティーショット以外ではそうそう真芯で打てるわけでもありません。
芯を外せば、極上どころか最悪な打感が襲ってきます。

G25アイアンの打感は、確かにマッスルバックの真芯で捕えた打感に比べれば多少は落ちます。
しかし、バックフェースの衝撃吸収材(エストラーマ)の恩恵もあって、ステンレスキャビティにしては非常に軽くて振動の少ない打感です。
マッスルバックのボールを潰しながら押していく感覚と比較すると、やや軽い振動と共に飛び出す感じですが、現在の飛び系アイアンの様に当たった瞬間に一気に弾いてすっ飛んで行くのとは違い、フェースに乗っている感覚も残っています。

そう考えると「平均値」としての打感は、マッスルバックと比較してもG25アイアンの方が良いという事になります。
ドライバーの平均飛距離みたいなもので、一発の飛びがあっても他がOBだったりチョロだったりすれば平均飛距離としては落ちるというのと一緒で、真芯で捕らえる確率としては明らかに芯の広いG25の方が高いという事になり、打感の良いショットの回数は必然的に増えるという事になります。

ただ、夏場の深いラフなどでは、やはりこの大きなヘッドが若干邪魔に感じるケースもありました。
ラフからのショットなどのシチュエーションでは、ヘッドが薄くて小振りなMP-5に分があったりします。

G25アイアンの後も、歴代PINGのGシリーズのアイアンを使い続けました。

その後は、元来の好奇心の塊の性格が災いして、PINGを中心に色んなアイアンを買っては試しの繰り返しで、しかも、スイング理論なども好奇心の塊のまま何でも試すので、逆にスコアがまとまらなくなっていた時期もありました。
クラブが原因なのか、スイングが原因なのかも分からなくなり、ゴルフそのものも分からなくなったりしてました。

G25アイアンの後のGシリーズは「G30アイアン」「Gアイアン」「G MAXアイアン」と使いました。
G30以降は世の中の流れもあって、どんどんストロングロフトになっていきます。
究極は中空の「G700」や「i500」あたりになるでしょうか。
テクノロジーによって、「飛ぶ」し「上がる」しでゴルフが楽になりスコアも良くなって行くのですが、使用感に関しては不思議と下がっていく気がしましたね。

原点回帰

その後に超ストロングロフトで中空の「i500」やマッスルバックアイアンなどを使用していました。紆余曲折ありまして、技術的には格段にレベルアップしているはずがスコアに反映されず…というのを繰り返しているうちに、PING G25アイアンが名器として見直され始め、中古市場でも品薄、高騰という事態になってきました。
そうであればと倉庫の奥底にほこりを被っていたPING G25アイアンを出してきてグリップを交換、さらにメルカリにて4番アイアンを買い足してメインアイアンとする準備をしてきました。

また、セッティングによっては今でもちょこちょこ使っていた、PING G25ハイブリットもコンボにして使用してみたのが最近のラウンド記の記事になります。
正直、こんなにあっさりとスコアがベスグロに近づくとは思っていませんでしたので、やさしいアイアンの威力に驚いてます。

ちなみに初の70台である「77」というスコアを出したのは、もう所有していませんが同じくPINGのGアイアンでした。
飛び系でやさしいという触れ込みのアイアンでしたが、いまいちモーダス3の105があまり自分の感性と合っていなく、常に調整しながら使っている感じが気持ち良くありませんでした。
これに関しては、今も所有しているモーダス3-105が挿さったPING i500アイアンにも言える事なのですが…。
その頃はモーダス3-105が人気になっていた時期でして、ワタクシもその流れで迷わずその後に買った2セットのアイアンをモーダス3-105で組んでしまったのです。

手前にある分、遠近法でG25アイアンの方が大きく見えますが、G30アイアンとサイズ感はほぼ一緒。
構えた感じは逆にG30アイアンよりもスッキリしているくらいです。

ロングアイアンも非常に易しく打てます!

ロングアイアンが非常に簡単に打てるという事がありバッグには4番アイアンから入れています。
クラシカルロフトなので製品ラインナップには初心者向けアイアンには珍しく「3番」から入っているモデルです。
セットは中古で5番からPW(PINGのモデルはヘッド表示がW)の物、シャフトは純正CFSのXを買って、その後に4番だけを単品で見つけて買い足しました。
なのでシャフトは4番だけが純正のCSFのSですが、それほど違和感なく使えます。
少し軽いので丁度良いとも言える感じです。

良い出物があれば3番も買い足したいと思っています。
とは言っても、実はこのG25シリーズはアイアンだけでなく、UT(ユーティリティ・ハイブリット)別記事参照が物凄く使いやすいのです。
なので、ロングアイアンを選択するのか、ハイブリットを選択するのかは好みの問題となりますね。

ワタクシのセッティングでは、4番アイアンの上には、使いやすい4UT(23°)と2UT(17°)を入れてます。
4番アイアンと4番UTはロフト的に被りますが、ラインを出すように打つ際の4番アイアンと、高さで止める4UTという使い分けです。

もし、UTを持っていなければ、代わりに3番を入れても良いと思うほどにロングアイアンも非常に優しいモデルです。
例えば5番アイアンであれば、現在のストロングロフトの7番いやもしくは8番くらいの感じで気楽に打てますし、クラシカルロフトの為にしっかりとボールも上がります。

散々テストを繰り返した結果

エースアイアン決定選手権!!
と勝手に銘打って、ここのところ現在所有しているアイアンを総動員してテストを繰り返した結果、現在のエースはPING G25アイアンに決定しました。
ラフの深い夏場などには、また変わる可能性は十分にありつつも、当分はこれで行こうと思ってます。

ギアに関して浮気性なワタクシに完全決着させたのは凄いと思っております。
見た目とか打感、所有感とかゴルフをプレーするにあたってのサブ的な要素というものはありますし、そちらを重視するっていう事も全く否定しません。
プロ、またはそれに準ずるくらいの競技者のトップアマを除いては、あくまでもゴルフは趣味であって、レジャーやコミュニケーションの一環ですから、マナーを守り、それらを他人に強要したりさえしなければ、何を使おうがどんなスコアで回ろうがその人の勝手です。
色んな目線の楽しみ方があるからギアも売れる訳ですから。

でも、結局はみんな良いスコアであった方は楽しいってのは間違いない事実だと思います。
ワタクシもスタート前にアイアンがカッコいいね!とか言われたり、ラウンド中に数回真芯を食って
(ああ、今のは最高の打感だった!!)
なんていう喜びもあったりしましたが、武骨な道具としてゴルフバックに鎮座しているPING G25アイアンが、いとも簡単に過去のベスグロに近いスコアを作ってくれる事に最も喜びを感じている今日この頃なのであります。

ZEN GOLF

PING G25アイアンをメルカリで探す。

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