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アマチュアゴルファーの目指すスイング。どうやってスイングするのが良いのか?

MIZUNO MP-5
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最終的に目指すのは「自然落下」に行き着きます。

ワタクシは今まで自分でもアホじゃないか?と思うほど、色んな理論を試しては失敗もしてきました。
それでも一つの方法で「スコア90」を切るまでは止めずに試してきた経緯があります。

その中でスコア80切り、つまり70台を出したスイングが見様見真似でやった「さかな突きドリル」と「腕の自然落下」です。

その時は分からなかったのですが、「自然落下」に慣れてきて動きと構造が理解されてくると、自動的に「さかな突きドリル」に似た動きになるという事が理解できてきました。

ゴルフスイングの解説には、テイクバックの方法やダウンスイングの下ろし方など、最初に体の動かし方を説明される事が多いですが、この感覚みたいなものは、教える側と習う側では全く違ったものをイメージしている場合が多いです。

また、プロがやっている(できている)スイング理論をそのまま踏襲するレッスンも多いです。
しかし、プロはジュニアの頃から散々ボールを打ってきているので、そもそもボールを普通に捕まえて打つ事に関しては、既に息をするかの如く自然に行えます。

その捕まえるスイングができている上で、さらに飛距離を出そうと自分で力を加えた場合に一番怖いミスが、フック(引っ掛け)になります。
なので、最終的に力を加えても引っ掛からずに飛ばす理論(左手掌屈のハンドファースト)に行き着いていると思われます。

しかし、まだスイングができていないアマチュアゴルファーにいきなりプロの理論を取り入れると、捕まえられないスイングのまま、さらに捕まらない理論を取り入れる事になるので、完全なる「捕まらないスイング」が完成します。

しかし、動画や本、ネットなどを見る限り大筋での理論は間違っていないと思っているので、自分がまだ下手で出来ていないだけと思い、試行錯誤の末に手を返してボールを捕まえに行ったりなど、ドンドンとスイングが壊れてゴルフが分からなくなっていきます。

それでは、アマチュアゴルファーはどの様にスイングを作って行けば良いのでしょうか?

スイングの前に、先ずはしっかりと目標に対してセットする事が大切です。

先ず前提としてフェース面をターゲットにしっかりとセットする事を意識して下さい。
一番簡単なのは100均などでホワイトボード用のピン型マグネットを購入してフェースに貼ってフェースの正しい向きを知っておくと良いです。
普段からリーディングエッジでボールに真っ直ぐに構えている人は、実は思った以上にフェースを開いて構えている事に気付くかもしれません。

それでフェース面を正しくセットできる様になったら、次にテイクバックからインパクトに向けての動きになります。

グリップの握り方と「背屈」「掌屈」との相性

次に「左手のグリップ」の握り方と「手首の背屈・掌屈」との相性があります。
ここを知っておかないといくら練習しても上手くならない原因になったりしますので注意が必要です。

フックグリップで握る方

左手のグリップがフックグリップ(左手のナックルが2個以上見えるグリップ)の場合は、左手首が背屈(手首が甲側に折れる)したままで横にヘッドを振り出す様にスイングした方が安定して打つ事ができます。
この場合、右手首に関してはヘッドを振り出した際に掌屈(手首が手のひら側に折れる)になります。

実はこの形は、一般的には「やってはいけない動き」とされている動きになります。
ゴルフスイングでは、左手首は掌屈、右手首は背屈が常識とされているからです。
しかし、この常識はフック(引っ掛け)を嫌うプロ達が「ウィークグリップ」で握った場合の常識になります。
アドレス時からボールを捕まえる形を作っているフックグリップでは、そこから左手首を掌屈させると思いっきり引っ掛かってしまうか、タイミングが合わないとシャンクの様なボールが出たりします。
なので、左手首を背屈させて、やや捕まりにくくする事で相殺される訳です。

また、他に重要になるのがヘッドを下回り(右回り)させながら振る事です。
下回り(右回り)とは、グリップよりもヘッドが下にある状態で、また右手はずっと左手の下にあるままインパクトまで振る事になります。
反対にグリップの上をヘッドが通るのは上回り(左回り)のスイングになります。

アドレスの段階から、左手首はやや背屈(手の甲側に折れる形)、右手首は掌屈(手のひら側に折れるカッピングと呼ばれる形)を取り、両肘を軽く脇腹に付けたままで体を右に捻ってテイクバック、そのままトップに行きヘッドが重さで後ろに倒れ、切り返しからは右手が下のままで左サイドにむけて、両手でチョップする様にややカット軌道のイメージで振り抜きます。

そのままフォローまで振り抜いたら、フィニッシュでは右手の親指の上にシャフトが乗った形になり、その形でフィニッシュできれば正しい動きだという事になります。

これがフックグリップで握っている人と相性の良いスイングになります。

「スクエアグリップ」から「ウィークグリップ」で握る方

スクエアグリップ(グリップを両サイドから挟む)からウィークグリップ(右手のナックルが少しだけ見える)で握る方は、左手が掌屈する動きと相性が良くなります。

大抵、ゴルフスイングの説明がされている場合(動画、ネット、本、またはレッスン)では、左手首が掌屈(まねき猫の手の形)、右手首が背屈をキープしたままハンドファーストでインパクトするのが正しい動きと言われています。
この説明に当てはまるグリップが「スクエアグリップ」や「ウィークグリップ」になる訳です。

アドレスの段階から「スクエアグリップ」や「ウィークグリップ」はボールを捕まえ難いグリップで握っているので、インパクトに向けてフェースをしっかりと閉じていく必要が出てきます。
捕まえる為の動きですが、「左手首を掌屈、右手首を背屈」でシャフトを前方にローリングさせてフェースを閉じる動きになります。

スイングとの相性に関しては、グリップを真下に落とす「自然落下」と相性が良くなります。
トップで両手と両手首をロックしてひっくり返したら(両手と両手首をロック 参照)、グリップを持った両手を右脚の前に自然落下させてヘッドを出し、ロックされている両手首をもう一段前方に捻じり込んで「左手首を掌屈、右手首を背屈」を強め、フェースを地面に向ける様にして閉じながらハンドファーストで左サイドに振り切ります。

基本的にハンドファーストインパクトはロフトが立って当たるのでボールが強く、飛距離も出易いのですが、フェースに関しては開いてしまうインパクトです。
それをシャフトロールでフェースを閉じる事で相殺します。

これがスクエアグリップやウィークグリップで握っている方と相性の良いスイングになります。

フェースを閉じる動きには「手首を返して打つ」という方法もあります。
しかし、フェースを返すとスイング自体が左回りになるのでヘッドが先行してハンドファーストにはなりません。

これらを理解した上で、はじめてどのスイング理論(体の使い方)で打つかを選択する事になります。

ざっくりとでも良いので、この「グリップ」と「手首の形」の相性を知っておくと、スイングの迷路に迷い込み難くなります。
そうじゃないと、動画で言っている通り、本やネットで読んだ通りにやっているのに上手くいかない!という事になりかねません。

ここを把握した上で、後は自分の体の使い方としてどのスイングが一番力を加えやすいか、また振り易いかを選択していくと良いと思います。

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