ある意味PINGらしくないアイアン 「ギア・チェンジしよう。」
2016年にG MAXアイアンの次世代として登場したPING Gアイアン。
ミラー仕上げといい、ソケット付きのシャフトといい、全体的な雰囲気がPINGらしくないアイアンというイメージでした。
良く言えばスッキリとした近代的なデザイン、悪く言えば武骨で現場主義、結果主義の機能重視というPING本来のスタイルから離れたデザイン。
前年度に発売された「PING G MAXアイアン」から搭載された「コア・アイ・テクノロジー」を搭載して、大きなたわみによって飛距離を生み出すという構造のアイアンでした。
ロフトはストロングロフトで7番で30.5度、そこに反発力を上げる「コア・アイ・テクノロジー」搭載ですから、完全に飛び系アイアンの部類にカテゴライズされます。
今後のPINGは、この路線で行くのか?という感じでした。
実際にPING Gアイアンを使用した感想は
全てが及第点という感じの優等生アイアン。
PING Gアイアンは、初めてスコア70台を出した時に使っていたアイアンです。
このGアイアンも当然の事ながらカラーコードでライ角を選択できますが、旧カラーコードになりますので、中古を購入の際には気をつけて下さい。
当時使っていたシャフトは日本シャフトのモーダス105(S)。
軽くて硬くてピンピンした感じのシャフトでした。
最終的にあまり感性と合わなくて手放しましたが、当時はあまりギアに詳しくなかった事から、現在のスタンダードだと言われて何の疑いも無く使っていました。
打感に関しては、可もなく不可もなく…という感じ。
G MAXのユーティリティの様な独特な打感でも無く、極めて普通という感じです。
だから優等生なのでしょうが、あまりにも普通なので使っていて楽しくないとも言えます。
このあたりがゴルファーの勝手な部分なのでしょう(笑)
飛距離は結構出るアイアンです。
7番アイアンでロフト角が30.5度ですから、少しだけストロング化したアイアンと言えます。
バックフェースがポケット状になっていて、中にウエイトを入れてさらなる低重心化されているのでロフトを立ててもボールが上がりやすい設計になっています。

また、重量の配分もできる限り外側にウエイトを配置しているので、ボールの直進性は非常に高くなっています。
その代わりに操作感はやや制限されている感じがしました。
淡々とプレーしていると、いつの間にかそこそこのスコアで上がれているという点では、「PING G MAXアイアン」に通ずる部分があります。
それなりに飛距離も出ますし、直進性も秀逸。
G MAXアイアンほど「初心者用」というルックスではありませんし、ミラー仕上げも近代的です。
何よりもスコアを重視したい方にはうってつけのアイアンですね。

初の70台の「77」と次に出した「79」というスコアは、このGアイアンで出しました。
シンプルで使いやすく、それでいて性能も十分でスコアの出易いアイアンです。
ただ、この辺りから本来のPINGらしさが薄れてきた感じがして、この後に使った「i500アイアン」を最後にPINGのアイアンを新しく購入していません。
そういった拘りが無い方であれば、それほど人気の高かったアイアンでは無い事から、中古で安く購入できるという点で、メリットがあります。
性能自体は非常に良いのでスコアは狙えますよ!!