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アイアンに飛距離を求めない。他人の飛距離も意見も気にしない。

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G30アイアン スコア「100切り」 思考と練習

スコア100切りを目指すにあたって、無駄な遠回りになる原因の一つにアイアンに飛距離を求めるというものがあります。
最も一般的に語られるものに「7番アイアンで150ヤード」というものがあります。
確かに一つの目安にはなりますが、メーカーやモデル毎にロフト角も違いますし、シャフトの長さやフレックスも関係してきますので、ここを目指すのは下手もすればスイングをおかしくしてしまう原因にもなります。

アイアンは無理なく振って飛んだ距離を自分の番手の距離として設定する

全力で力を出した時にコントロールもするのは至難の業です。
時速50kmで走行している車と、時速100kmで走行している車では明らかに100kmの方がコントロールは難しくなります。
アイアンはターゲットを狙うクラブですから、距離よりも正確性の方を重視する必要があります。
つまり目指すのは50kmで走行する車の運転です。

しかし、ここで弊害になるのが周りからの声。
「7番で何ヤード飛ぶ?」
というものが多く、ゴルファーの中にはアイアンの飛距離をステータスにする人も少なからずいます。
確かに短い番手で長い距離を打てれば精神的に楽な面もありますが、その為に毎回全力でショットしなければならなく、それを1ラウンド続けるのにはそれ相応の体力も必要になります。

それであれば気持ちよく振った時に飛んだ距離、目安としてはロフト角が32〜35度の7番アイアンで120ヤードから130ヤードで十分だと思います。
それで距離の階段を作り、6番で130〜140ヤード、5番で140〜150ヤード、それ以上はフェアウェイウッドやユーティリティというのが100切りのセッティングでは良いのではないか?と思います。

もしくはアイアンは7番までで、それ以上はウッドでカバーでも良いくらいです。
弾道の高さが出なくなる、または番手間の距離が10ヤード以下になる番手から外していけば良いという感じですね。

100切りを目指すのであれば、パーオンよりも確実な3オンを目指した方が良いので、もしウッド系に不安がある場合、7番アイアンを上限にしても問題ありません。
ドライバーで180〜200ヤードを確実にフェアウェイに運び、後は7番アイアンで120〜130ヤード打てれば大抵のホールではもうグリーン周りでしょう。
ここから、ショートゲームさえしっかり練習していれば3オンは確実です。

一番無駄な練習が、7番で150ヤードを打つ練習をする事です。
無理に飛ばそうとしているうちにスイングまでもメチャクチャのなったりするので本末転倒です。
そんな無駄な練習をするくらいなら100ヤード以内の打ち分けの練習を徹底的にやった方が絶対にスコアに繋がります。
確かに楽しさや爽快さで言えば、フルショットの練習は気持ち良いですが、完全なライでのフルショットをする場面はドライバーと同じくティーショットの時くらいです。
ティーショットでさえ全力のフルショットすれば引っ掛けやとんでもないスライスの確率も上がります。70〜80%の力感で距離を作っていきましょう。
1ラウンドで数回7番で150ヤード飛んだ事など誰も覚えてませんが、スコアは記録にも記憶にも残りますので。

どうしても7番で150ヤードを打ちたければ、ロフト角が28〜30度くらいの物を使えば可能性が上がりますが、そこまでして7番で150ヤードを打つ理由は見つかりません。
この超ストロングロフトのアイアンが多数販売された背景には、アマチュアゴルファー達の見栄と自己満足を満たす為としか思えません。

絶対的な距離を持とう

アイアンの最大飛距離よりも、絶対的な距離を持っていると楽になります。
PWか9番アイアンで確実な100ヤードなど、確実な距離を2つ3つ持っているとゴルフは凄く楽になります。

スコア90切り、80切りあたりになってくれば、ドライバーを含めてアイアンの飛距離が生きてくるのは確かです。
ドライバーが飛ぶ事でセカンドショットの番手が下がればそれだけパーオンの確率が上がるからです。
しかも残りの距離をより短い番手で打てればなおさらです。

しかし、スコア100切りを目指す場合は、まだ飛距離よりも正確性です。
確実な7番アイアンでの120~130ヤードでしっかりと手堅いゴルフをしていきましょう!

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