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パットが入らないと悩みを抱えている方。パターを替えるより考え方を変えましょう。

PING ANSER2
目次

開き直りで、あんなに苦手だったパッティングが得意に。その方法とは?

パッティングほど悩みが多いものはありません。
恐らく、どれほど練習しても納得が行かずに永遠の悩みになる可能性が多々ありますね。
全然入らなかったラウンドの帰りには、新しいパターを買って帰ろうか?と悩むほどです。

それならもう思い切って考え方を変えてしまおう!そう思ったのが、ワタクシのパッティングに対する開き直りの始まりでした。
開き直った結果どうなったか?
パッティングは得意な方になり、周りの方からも「邪道だけれど」と前置きをされながらも褒められる様になりました。
だったら余計な一言を付け加えずに、素直に「上手い!」って言ってくれれば良いものを…といつも思います(笑)

それではどんな風に意識を変えていったのかお話ししましょう。

距離感 >真っ直ぐに打つ意識。距離感の方がはるかに重要です。

真っ直ぐ引いて真っ直ぐに打つ?
パッティングにおいて本当の真っ直ぐとは、前傾した目線から見るとクラブヘッドが外から外に振り出す事になります。
バックフェースにラインが入ったパターを使って、床の板の線に沿ってラインをズラさない様に振ってみると分かります。
自分が思っている以上に「右の外」に向かってテイクバック「左の外」に向かってフォローとなります。
これを線の無いグリーン上で再現するのは、なかなか難しいものがありますね。
なので、無理に真っ直ぐを意識せずに、両肘を体に着けたまま体幹で左右に振るくらいの意識で十分です。

ボールは芝に少し沈んでいます。ドローボールで転がす意識。

ボールは硬い床の上にある訳ではありません。
コンクリートの上にある訳でもありません。
芝の上にあります。
グリーン上という他の場所よりは芝が薄い場所ではありますが、ポッコリと浮いている訳ではありません。
もしも硬い床の上の様に少しも沈んでいないのであれば、真っ直ぐに引いて当てれば、そのまま真っ直ぐに転がり始めるでしょう。
しかし実際には数ミリ芝に沈んでいる訳です。

つまり打った瞬間に、僅か数ミリとは言え、沈んだところから掘り出される様に出てくる訳です。
その最初の転がりを作るのがゴルファーの仕事なのです。
さて、どうやって出しましょうか?

真っ直ぐに引いて真っ直ぐに当てるという事は、野球の投球で言えば無回転系のナックルの様なボールを打つ事になります。
つまりスピンが少ないという事は、スタート時の転がり始めの軌道が安定しません。
沈んだ位置から「ポンッ」とどっちに飛び出すのかも、ほんの少しのフェースの向き次第で、やや時の運になってしまいます。

そこでワタクシは、ほぼ両肘は体に軽く付けたままで体幹だけしか使わないと決め、しかも、その体幹の動かし方は軽いインサイドアウト、ドローボールを打つ様にインからアウトに向かって斜めに振る事にしました。
まあインサイドアウトと言っても、本当の真っ直ぐに対して、ほんの少しのインサイドアウトの意識ですよ、そりゃあパッティングですから。
でも明らかに自分の中では「振った軌道とボールが転がる方向」はやや違うくらいの感覚はあります。
ヘッド軌道はインサイドアウトに斜めに抜けて行くけれど、ボールはインパクトからカップに向かって行く、ヘッドの軌道よりも左に真っ直ぐに転がるというギャップは感じます。

ドロー系でスタートしたボールは順回転をキープして伸びて行きますし、カップに絡めばカップを一周して入らない「クルリンパ」が激減して、お辞儀する様にゴトンと真下にカップインします。

究極の開き直り。そして究極の距離感。ボールを見ないで打つ「ノールックパッティング」

また、昔のジョーダン・スピースの様にカップを見たまま打つ「ノールックパッティング」ができる様になると距離感が物凄く安定します。
これこそがワタクシ自身、皆に変だ!と言われ続けながらもずっと続けているパッティングです。
バスケのマイケル・ジョーダン(ゴルフもかなり上手いらしい)もゴルフをする時はカップを見たまま打つらしいです。
「バスケもリングを見てシュートするだろ!」
との事です。
何だかジョーダンと名の付く人達ばかりがノールックパッティングをやっている気もしますが(笑)

でも自分もそう思います。
手に持ったゴミをゴミ箱に投げる時もゴミ箱を見て放りますし、直接手に持っていない釣りでのキャスティング(特にルアー釣り)の時だって、着水させるスポットを見て投げますからね。

「ボールを見ないでよく当たるな!」
と言われますが、ずっと両肘を軽く体に付けてますから、当然ながら前腕部分の骨の長さは変わらず、最初にセットした位置にコンパスの様に必ず戻ってくる訳です。
つまり変に手首を伸ばしたりしない限り絶対に距離は変わりません。
その状態でコンパスの針の位置(支点)を変えない様に完全に体幹で振ればOKです。
後はボールを見ないでも当たる感覚だけを家の中で練習すれば良いだけですね。

パッティングでもインパクトがズレる理由の一つにヘッドアップ(ルックアップ)がありますが、ずっとカップやカップまでのラインを見ているので、最初からヘッドアップのままで固定されていてヘッドアップのしようが無いのもメリットの一つです。
つまり上下動が極力抑えられます。

慣れてしまえば、ボールを見ながら打っている人に
「カップとラインを見ないで、よく距離感と力感が分かるな!」
と言いたくなるほどです(笑)

実戦での打ち出しのイメージは?というと

ショートパットであればカップを見たままのイメージですが(それでも少しは途中のラインも見る)、中距離のパッティングでは最初に読んだライン(フック、スライス)で、ボールからカップまで繋いだ線をずっとイメージしたまま、その上を転がしていく感じになります。
力感に関しては、インパクトの強弱で決めるのではなく、ライン上を転がって行くボールのスピードをイメージします。

物凄いロングパットが残った場合だけは、流石に振り幅が大きくなってインパクトがズレる可能性があるのでボールを見て打つ場合もありますが、それでも最近ではロングパットでもノールックの事が多くなっています。

これらの考え方は、パッティングの方法の一つとしてやってみてもらえればと思います。

このパッティング理論に関して間違いだと思う方は、それで結構です。
自分としては良かったという紹介であって、無理強いをする気もありません。

なので、このノールックパッティング理論を責めずに、自分の思う通りのパッティングで打って下さい(笑)
ワタクシはこれに割り切ってから、常に40パット近かったパット数が通常30前後になりましたので、もし合う方がいればと思い紹介させて頂きました。
20パット台も結構ありますし、その時は当然ながらスコアも良いです。
やはり「パット数=点数」ですから、ここが数打変わるのは大きいです。

ノールックパットに慣れてしまうと、通常のパッティングをした際に、カップから目を離してボールを見た瞬間に距離とラインの記憶が見る見るうちに消えていく感じがします。
記憶を辿りながら打とうとすると、方向、距離感、力感など色々と考えているうちになかなか打ち出しのタイミングが取れなくなったりもします。
なかなか打ち出せない時などは記憶がゼロになり、またカップを見て…と最初の段階に戻って、モジモジといつまでも打てなくなってしまいます。(ワタクシの場合は)

それならば、カップを見てそこまでのラインとボールスピードをイメージしたまま、サッと打ってしまった方が結果は良くなります。

この記事に辿り着いた方は、きっとパッティングに悩んでいる方でしょう。
それならば一度騙されたと思って、家で見ないでボールに当てる練習をした上で1ラウンドを通して我慢してやってみて下さい。
もしかすると劇的にパッティングが良くなる可能性もあります。
実際に自分の嫁さんもこれで苦手のパッティングを克服しましたので是非お試し下さい。

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