適度なしなりを感じて振りやすいアイアン用シャフト

現在のエースアイアンとして使っているのは、PINGのi210アイアンなのですが、シャフトはUST Mamiya ATTAS IRON 80S(アッタスアイアン80S)を使用しています。
元々、軽めのカーボンシャフトは好きで使っていましたが、フジクラのMCIやグラファイトデザインのTourADなどに比べて、自分の感性と一致しているのか非常に振りやすさも結果も良いシャフトです。
番手別のフレックス設計
番手によって振動数がコントロールされており、最良の結果になる様に設計されています。
それによって各番手での振った感じが揃うというコンセプト通り、非常にどの番手でも振りやすくミートが非常に良いのが特徴です。
ちなみにワタクシは、5番アイアンからアプローチウェッジまでを使用しています。
このあたりの専用設計は、カーボンシャフトのメリットの一つと言えます。
どうしてもフレックスが同じで長さが変わると、どこかの番手を挟んでギャップが生まれます。
それまで使っていたアイアンは、全て3番アイアンから入れていたのですが、例えばRフレックスのシャフトの場合、6番アイアンくらいまでは非常に打ちやすいのに、ロングアイアンになってくるとしなり戻りが遅くなり、右に出る傾向がありました。
なので、ロングアイアンの時には若干アドレス時のフェースのセット角度や、スイングでやや捕まえに行くなどスイングを調整する必要がありました。
反対にややハード目のフレックスの場合、ミドルアイアンからロングアイアンにタイミングがハマっていても、ショートアイアンから急にハードに感じたり、左に引っ掛けたりする事がありました。
この辺りを気にせずに、同じタイミングで振れるのは、特に色んなライがあるラウンドにおいては、非常に結果に繋がりやすくなります。
このままの流れでウェッジは、アッタススピンウェッジへと繋がります。
ウェッジはアッタススピンウェッジを使用していますので、しなり方やタイミングが近くて非常に楽にラウンドができます。
スチールシャフトの頃は、アイアンがモーダス120やモーダス105、またはダイナミックゴールド、他にはPING純正のアイアンシャフト「CFS」などを使っていて、ウェッジはダイナミックゴールドを使っていたので振動数的にはバラバラでした。
さらにそれに加えてドライバーはカーボン、ウッド系もカーボン、アイアンからスチールの様な感じで素材まで混合になっているので、素材の変化に加えて、重量も急に変わる事からミスが出る気もしていました。
今ではドライバーシャフトが50g~60gのカーボンシャフト、ユーティリティからウェッジまで一貫して80g台のカーボンシャフトで統一されています。
後はヘッドの重さが短い番手毎にドンドン重くなる事で、勝手にフローになっているイメージで使っています。
そこにUST Mamiyaのテクノロジーによる、フレックスの振動数を意図的にコントロールしてくれている事で、全番手が同じ様に振る事ができるのが良いですね。
人それぞれ好みはあるとは思いますが、個人的には年齢的な事も含めて、もうスチールシャフトに戻る事はないと思っています。
また、近い将来、ドライバーやウッドがそうだった様に、どのクラブもシャフトはカーボンになっていく気もしています。